こんにちは元塾講師TSUTOMUです。今回は小学生タブレット学習教材として人気の「すららとデキタスの比較」について徹底検証していきます。
ちなみに私は「すらら」「デキタス」ともに体験しています。
実際に利用してみた経験から、肌感覚でわかった学習効果の高さや使いやすさなど7項目で比較検証しました。
小学生のタブレット学習教材で「すらら」「デキタス」を迷っていれば、元塾講師の知識も加えきっとお役に立てると思います。
私がお伝えできること
すらら・デキタス比較①学習方式
すらら | デキタス |
無学年制 | 学年制 |
すららは「無学年制」で、デキタスは「学年制」のタブレット学習教材です。
無学年制のもっとも大きなメリットは自由に単元を選んで勉強できるところで、一般的な通信教育に多く見られる学年制よりも「勉強の範囲が広がる」という特徴をもっています。
たとえば小学6年生で解けない問題がある場合、その原因は過去単元が理解できていないため。
デキタスのような学年制タブレット教材では単元を自由に選べませんが、無学年制のすららでは小学1年生の範囲まで自由に単元を選んで根本的な解消を図ることが可能です。
すらら・デキタス比較②教科書準拠
すらら | デキタス |
分野式 | 細かな教科書準拠 |
すららは無学年制ということもあって「分野」で進めていくタブレット学習教材ですが、デキタスは学年制により「教科書準拠」で進めていくことができます。
デキタスの教科書準拠はとても細かく設定されており、出版社まで指定できるため学校とピッタリの家庭学習が可能。
すららの「分野」で進めていくスタイル、デキタスの「教科書準拠」で進めるスタイル。
いずれも子供の学習スタイルと照らし合わせたうえで、より効率的な方式を比較して選ぶことがポイントです。
すらら・デキタス比較③映像授業
すらら | デキタス |
・1つの単元構成が長い ・解説と確認問題が出される ・対話型 | ・1つの単元構成が約5分 ・解説のみ |
すららの映像授業は「かなり詳しい解説」、デキタスの映像授業は「ポイントをサクッと見る」という特徴があります。
徹底的に詳しい解説でより理解を図りたい場合には「すららの映像授業」がおすすめで、単元の要点をパッと確認したい場合には「デキタスの映像授業」が便利です。
またいずれの映像授業においてもキャラクターによるアニメーション授業ですが、個別指導塾のような「対話」による授業スタイルを選びたい場合にはすららがおすすめ。
すららの映像授業は子供に話しかけながら進むスタイルのため、ただ単に解説するだけではなく子供のモチベーションアップにつながりやすいといえます。
すらら・デキタス比較④テスト機能
すらら | デキタス |
・3種類のテスト ・単元を選んでテスト作成可能 ・オンライン全国実力テスト | ・1種類のテスト ・単元を選んでテスト作成可能 |
すららのテスト機能は「かなり充実している」という印象で、デキタスのテスト機能は「いたってシンプル」な構成という印象です。
こういったタブレット通信教育のテスト機能に備わっていてほしい「自由なテスト作成」についてはいずれも同じですが、さらにテストのバリエーションやオンラインテスト機能があることで「すららのテスト機能が充実している」といったイメージ。
またテスト内容というのは学習できる学年も大きく影響するため、無学年制すららのテスト機能がよりバリエーション豊かな内容になるのは至極当然かもしれません。
すらら・デキタス比較⑤ドリル機能
すらら | デキタス |
AIによる反復システム | 一般的な正誤式ドリル |
ドリル機能であきらかに優秀と思えるのが「すららのAIシステム」で、正誤式(選択式)のデキタスよりも効果的な総復習につながります。
デキタスのドリル機能はとくべつ説明する必要はありませんが、すららのドリル機能は「勉強の本質」を追求して高い学習効果が期待できることで特筆する価値アリ。
単なる選択式ではなく文字や数字を書き込んだり、間違った部分は1段階優しい言い回しで出題されるなどすららは秀逸。
すららのドリル機能はこの「反復システム」によって、これまでのように書店で問題集を購入する必要がないほど効果的な勉強が可能です。
すらら・デキタス比較⑥お役立ち機能
すらら | デキタス |
・つまずき防止機能 ・見る、聞く、書く、読む、話すによる構成 | ・さかのぼり・先取り機能 |
いずれのお役立ち機能も「最終理解」へつなげやすいのが特徴で、解けない原因の根本的な解消が期待できる機能です。
すららのとくにお役立ちと感じる機能が「つまずき防止システム」というもので、ふだんの勉強で間違った部分がデータとして蓄積され一覧表示されるという機能。この機能によって理解できていない分野がひと目でわかるため、自分で原因を探す必要がないといった役立つシステムです。
また、すらら全体に通じるお役立ち機能が「5感」をすべてフル活用するというシステムで、ただ単純に見て学ぶというだけではなく行動によってより理解へつなげやすいという特徴をもっています。
デキタスのお役立ち機能と思えるのが「さかのぼり・先取り機能」というもの。ボタン1つでさかのぼり・先取りができるお役立ち機能で、苦手の原因追求に辿り着きやすい優秀な機能になります。
すらら・デキタス比較⑦サポート
すらら | デキタス |
・塾講師によるサポート | ・なし |
すららには塾講師によるサポート体制がありますが、デキタスにはサポートがありません。
もしタブレット学習だけでは問題解消へ至らなかった場合に助かるのがサポート体制で、すららの場合はさらに「本物の塾講師」がサポート講師を務めているためより理解へつなげやすいといった特徴があります。
また子供だけではなく親の方も進路相談などができるため、すららのサポート体制は親子そろって極めて助かる内容となっています。
まとめ
比較項目 | すらら | デキタス |
学習方式 | ・無学年制 | ・学年制 |
教科書準拠 | ・分野式 | ・細かな教科書準拠 |
映像授業 | ・1つの単元構成が長い ・解説と確認問題が出される ・対話型 | ・1つの単元構成が約5分 ・解説のみ |
テスト機能 | ・3種類のテスト ・単元を選んでテスト作成可能 ・オンライン全国実力テスト | ・1種類のテスト ・単元を選んでテスト作成可能 |
ドリル機能 | ・AIによる反復システム | ・一般的な正誤式ドリル |
お役立ち機能 | ・つまずき防止機能 ・見る、聞く、書く、読む、話すによる構成 | ・さかのぼり・先取り機能 |
サポート | ・塾講師によるサポート | ・なし |
私のレビュー記事 | すららの口コミレビュー | デキタスの口コミレビュー |
すらら・デキタスの比較結果から、私はつぎのような家庭に
おすすめと感じました。
すららがおすすめの家庭
- 学年の枠を考えず徹底的に苦手解消へつなげたい。
- 詳しい解説でより確実性の高い自宅学習をさせたい。
- 苦手の原因となっている部分を探すという作業が家庭では難しい。
- 最終理解までつながるタブレット学習教材を選びたい。
- 個別指導塾へ通わせたいけど自粛なので難しい。
デキタスがおすすめの家庭
- 問題にぶつかったとき要点をサクッと掴ませたい。
- 教科書準拠によって学校と同ペースで家庭学習させたい。
- ドリルや問題集は紙教材をメインにさせたい。
- シンプルで簡単にさかのぼり・先取りをさせたい。
今回は「すらら」「デキタス」という、とくに小学生へ人気のタブレット学習2つを比較しました。
どちらを選ぶかという問題を、これで解消できれば私も嬉しいです。
いずれの詳細も、ぜひ私の口コミレビューでチェックなさってみてください。