こんにちは元塾講師TSUTOMUです。
今回は「小学生のケアレスミス防止へつながる勉強方法が知りたい」という疑問に答えます。
テストの点数ダウンの原因がケアレスミスというのは、極めて悔しいマイナスポイント。
とくに小学生の時期にこのケアレスミス防止へつなげておかないと、その後においても同じ過ちを犯してしまうクセがつく恐れがあります。
とはいえケアレスミス防止へつなげるには、そこまで難しい施策を行わなくても大丈夫。ただし確実にケアレスミス防止へつながるポイントをしっかり抑え、効率的・効果的な勉強方法の実践が不可欠です。
元塾講師の経験をもとに、この「小学生のケアレスミス防止勉強方法」について詳しく解説します。
小学生のケアレスミス防止につなげる3つの勉強方法
私の経験からすると、とくに次の3つが重要なポイントであると思います。
- より多角的な理解を図る
- 解答スピード向上を図る
- 客観的な見直しを強化する
1つでも欠けてしまうと効果半減となるため、3つすべてを確実に実践することがおすすめ。
さらに詳しく、これらケアレスミス防止勉強方法を解説します。
ケアレスミス防止勉強方法①より多角的な理解を図る
小学生のケアレスミス防止につながる勉強方法として、まず効果的なのがこの「多角的な理解力」かと。
多角的な理解力アップをめざすには、1つの問題を少しでも多くの視点で理解できることがポイント。極論をいえば答えから式を考えられるなど、発想の転換を図って問題を解くことでこの思考力アップが期待できます。
小学生の5教科全体において共通するこの多角的理解ですが、とくに算数ではかなりの効果が期待できる能力。
よく公文式で実践されるのが「□(四角)」を使った演習問題で、答えではなく途中式を埋めるといった多角的思考力アップへつなげるための問題など。
ただ単純に質問から答えという一方通行ではなく、答えから質問を想像するなどの力。
さまざまな観点から正解を導き出すため必須といえる能力になりますが、この思考力を養うことによってケアレスミス防止へつなげることが大きく期待できます。
1つの観点から答えを導き出すと、もし間違っていても気が付きにくいもの。
したがって小学生のケアレスミス防止へつなげるために、かなり有効といえる勉強方法がこの「多角的な思考力アップ」になると私は思います。
少しでも多くの角度から考えられることで、より正確な答えをはじき出しやすくなります。
ケアレスミス防止勉強方法②解答スピード向上を図る
多角的な視野を持てるようになれば、さらに「スピードアップ」を図ることでよりケアレスミス防止を期待可能。
小学生の5教科すべてにおいて、問題から答えを繰り出すまでの時間を短縮することで、より時間的余裕が持てるもの。
解答時間に余裕がもてることによって、より正確な答えをはじき出せると私は思います。
解答スピードをアップさせることで、より多くの角度から探ったうえでの検証が可能。
先ほどの勉強方法「多角的な思考力」とこの技術を併せることによって、かなりケアレスミス防止へつなげることが期待できます。
すでにこの時点において、かなり効率的な回答が出来る状態かと。
解答時間に余裕がないほどケアレスミスへつながりやすいため、このスピードアップにも重点をおくことが適した勉強方法になります。
スピードアップを目指すための勉強方法は、少しでも多くの問題へとり組んで、しっかり時間を計測しながらスピード&正解率を検証すること。
解答速度ばかりを追ってしまうと正誤率が疎かになるので、同時に正確性も図ることが重要。
少しでも間違えば何度でも繰り返し同じ問題を解かせる、制限時間内に解けなければ繰り返し取り組むなど、解答スピードと正解率を同時にアップさせていくことがポイントになってきます。
また解答スピードアップを実践できることで、モチベーションにも大きく影響してくるかと。
テスト時間内にすべて答えられるだろうかと精神的に追い込まれることも回避できるため、より落ち着いた環境を保ちやすくケアレスミス防止へつながるかと。
小学生のケアレスミス防止へ向けて、この「スピードアップ」も着目しておくべき勉強方法になります。
ケアレスミス防止勉強方法③客観的な見直しを強化する
小学生のケアレスミス防止策として、けっこう重要になるのがこの「見直し」になるかと。
ただし自分視点での見直しではなく、あくまでも「客観的な視点」をもって見直すことが重要なポイントになると私は思います。
なぜなら自分視点でいくら見直しをしても、その答えが正解と思い込みがちだから。
客観的な視点をもって解答内容が間違っているという前提で見直しすることで、より正確な答えにたどり着きやすく、ケアレスミス防止へつなげることが期待できます。
家庭学習における見直し強化の勉強方法として、まず慣れるまでは「時間経過」を利用するのがおすすめ。
たとえば回答した内容をその場で見直しをするのではなく、翌日になってから見直しをするなど。
小学生に客観的な視点をもって見直しをといっても意味を理解できないと思うので、まずは時間を隔てて見直しを行うなど、できる限り客観的な視点をもてるよう工夫することもおすすめの勉強方法です。
もし第三者視点をもって見直しが出来るようになれば、つぎは見直しスピードアップを図ることがおすすめ。
これまでに「多角的な思考力」「解答スピードアップ」を身につけることが出来ていれば、このスピード感のある見直しを加えることによってかなりケアレスミス防止へつなげることが期待できます。
この客観的な視点をもった見直しというのは、多くの家庭ではあまり知られていないかと。
かなり小学生のケアレスミス防止が期待できるので、ぜひ勉強方法の1つとして実践することをおすすめします。
小学生のケアレスミス防止に効果的なおすすめ通信教育
小学生のケアレスミス防止として、おすすめの通信教育をピックアップします。
- タブレット学習「RISU算数」
- 紙教材「小学生ポピー」
- デジタル教材「すらら」
いずれもスタイルが異なるため、子供に合った通信教育を考えてみてはいかがでしょうか。
小学生のケアレスミス防止に極めて有効であるとともに、毎日の家庭学習をしっかり遂行できる通信教育になります。
これら通信教育について、さらに詳しく私が体験した感想を述べます。
ケアレスミス防止におすすめ①タブレット学習「RISU算数」
対応教科 | 算数 |
ケアレスミス防止効果 | 計算スピードアップ、多角的な思考力強化 |
もし算数のケアレスミス防止を求めるのなら、かなり有効といえるのがこの「RISU算数」になります。
実際に私も体験してきましたが、ケアレスミス防止へつながる施策として「豊富な問題数」「すべて文章問題」を備えているのが大きな特徴。
選択式問題はまったく掲載されておらず、自分で考えるための思考力アップを図れるよう工夫された通信教育です。
また正解しないと次ステップへ進めない、というシステム構成もケアレスミス防止に効果的。
選択式問題もなく不正解の場合はつぎへ進めない、さらに学習内容は親もチェックすることが可能、などのように不足ある学習姿勢では学力アップを図れない仕組み。
しっかりと文章を読んで理解したうえ、正解をはじき出さないと先へ進めない。
このように小学生の算数におけるケアレスミス防止において、極めて効果的な通信教育であると私は強く感じます。
専用タブレットを使用するスタイルのため、システムが最適化されているのも効果的。
タッチペンを使って算数問題を解いていきますが、応用問題中心ということもあって余白へ自由に書き込めるという仕様。したがって一時的な途中計算なども余白へ書きもめるので、紙と鉛筆によって学ぶ感覚で扱えるためかなり便利かと。
中学受験対策にも効果的で、小学生の算数におけるケアレスミス防止がかなり期待できる通信教育です。
☑ 【元塾講師が探る】小学生の通信教育「RISU(リス)算数」を口コミレビュー
ケアレスミス防止におすすめ②紙教材「小学生ポピー」
対応教科 | 5教科 |
ケアレスミス防止効果 | 多角的な思考力強化 |
小学生のケアレスミス防止として、紙教材であればこのポピーがバツグンにおすすめ。
家庭学習として必須となるコンテンツがすべて揃っている紙教材で、本教材・別冊教材から構成されるボリュームある内容。
解き方だけではなく考え方も養えるため、ケアレスミス防止として思考力強化へ役立つ通信教育です。
とくに紙教材のなかでもポピーの場合は、わかりやすく詳しい解説がしっかり掲載されているのがメリット。
通信教育では中途半端な学力しか養えないといった懸念を持っている場合も多いかと思いますが、このポピーにおいては総合的に高い充実度・満足度が得られるかと。
かなり詳しく学べる構成となっているので、ケアレスミス防止をはじめ学力養成に適した通信教育課と私は思います。
1日の学習内容も「見開き2ページ」というわかりやすさで、決して学習量が少ないわけではなく十分。
もと京都大学総長が監修したとされることもあって、さすがに勉強量・内容ともに的確に構成されている紙教材であるというのが正直なところ。
多角的な思考力養成が期待できるため、ケアレスミス防止においてはかなり効果を期待できます。
もしケアレスミス防止および総合的な家庭学習として通信教育を選ぶのなら、まずもって間違いなくおすすめといえる教材になります。
☑ 【元塾講師が探る】小学生の通信教育「ポピー」の口コミレビュー
ケアレスミス防止におすすめ③デジタル教材「すらら」
対応教科 | 5教科、英検 |
ケアレスミス防止効果 | 理解スピードアップ、多角的な思考力強化、未理解解消 |
紙教材の進化系というスタイルがこのデジタル教材で、とくにこの「すらら」はケアレスミス防止に有効。
文部科学大臣賞の受賞歴という実績もさることながら、実際に体験してみると映像授業によって理解しやすく、さらに豊富な問題数で定着も図れるなどの実感あり。
理解・定着・スピードアップといったケアレスミス防止に、かなり役立つ通信教育であると私は思います。
とくにスモールステップで進む映像授業がわかりやすく、多角的思考力アップに効果的な内容。
さらにドリル機能・テスト機能によって、制限時間を設けた実戦形式の解答ができるのもケアレスミス防止に役立つかと。
またつまずき防止システムもあり、根本的な理解力アップとしても極めて有意義といえるデジタル教材です。
またデジタル教材のなかでも珍しい「無学年方式」のため、過去の復習もしっかり可能。
とくに積み上げ学習となる国語・算数などにおいては、この無学年方式によって過去の苦手対策も徹底的にできるかと。
過去を理解できれば現在の未理解解消にもつなげやすくなるので、この点からしても小学生のケアレスミス防止として大いに期待できる通信教育になるかと思います。
私もかなり自信をもってすすめられる、次世代型のデジタル教材になります。
☑ 【元塾講師が探る】小学生タブレット通信教育「すらら」の口コミレビュー
小学生のケアレスミス防止おすすめ通信教育まとめ比較表
これまでにピックアップしてきたケアレスミス防止通信教育を比較一覧でまとめます。各教材名をクリックすると先ほどの各解説項目へ戻ります。
教材名 | スタイル | 対応教科 | ケアレスミス防止効果 |
RISU算数 | タブレット学習 | 算数 | 計算スピードアップ、多角的な思考力強化 |
ポピー | 紙教材 | 5教科 | 多角的な思考力強化 |
すらら | デジタル教材 | 5教科、英検 | 理解スピードアップ、多角的な思考力強化 未理解解消 |
まとめ
今回は「小学生のケアレスミス防止へつながる勉強方法が知りたい」という疑問に対して、
などの項目を設けて、私の経験および知識からベストと思う回答を行ってきました。
小学生のケアレスミスというのは、少しでも早く改善しておかなければ”クセ”になる恐れがあります。
たとえばテストの問題を解き終えたら疲労のほうが勝って、ミス防止に向けた行動をしなくなるなど、今後において良い影響は全くありません。
ケアレスミスとは、ケア(確認)を怠ることによる失敗ということ。
小学生の時期からしっかりケアレスミス防止行動がとれるよう改善策を教えておくことで、将来的に多くのメリットが得られるかと私は思います。
小学生のケアレスミス防止勉強方法として、今回の内容をぜひお役立てください。