こんにちは元塾講師TSUTOMUです。
今回は「小学生が勉強を理解できず成績が伸びない状況を改善したい」という疑問に答えます。
小学生が勉強を理解できない状況は、どこの家庭でも頭を悩ませている大きな問題。
とくに小学生時代の勉強というのは中学生の土台となり、また積み上げ学習(算数・国語・英語)については理解不足が積み重なるため早めに対処しておかなければいけません。
元塾講師の経験からすると、勉強が理解できない原因はおもに3つ。
小学生が勉強を理解できないおもな3つの原因をしっかり理解して、さらに正しく対処する方法について解説します。
この3つの原因を改善できれば、かなり成績も違ってくると私は思います。
小学生が勉強を理解できない3つの原因と改善方法
私としては、つぎの3つがおもな原因と考えます。
- 理解するまでの時間が足りていない
- 学校の授業解説がわかりづらい
- 勉強に興味が持てずやる気が起こらない
この3つの中のいずれかは「あ~‥もしかして‥」と該当するのではないでしょうか。
子供自身だけが原因と考えるのではなく、ほかの要素についても
しっかりと疑問視することがこの問題解決の重要点です。
さらに詳しく、これら3つの原因と改善策について解説します。
理解するまでの時間が足りていない
この原因を解消するため、とくに必要なのが
「勉強時間の確保」「回転スピードアップ」になります。
子供自身に原因があるとは言い切れない問題で、総合的に家庭学習をはじめ勉強スタイルから見直す必要があるかもしれません。
勉強時間の確保
まず1つ目の原因として考えたいのが、理解するのに十分といえる勉強時間が確保されているかについて。
もしかすると家庭学習時間が短かったり遊ぶ時間のほうが多かったりと、
短い時間で勉強をこなそうとする場合に起こりがちな問題です。
私としては、つぎのような勉強時間が必要と考えます。
学年 | 平日(月~金) | 土曜日 | 日曜日 |
小学生低学年(1~3年) | 1教科30分 | まとめ学習(週・月・年) | 休日 |
小学生高学年(4~6年) | 1教科1時間 (中学受験の場合はさらにプラス) | まとめ学習(週・月・年) | 休日 |
一般的な勉強時間を挙げましたが、もしかするとこれでも少ないかもしれません。
あまり勉強時間を多くとり過ぎても効率ダウンするので、できればこの時間内で理解できる効率良い勉強方法がおすすめ。
また毎日「全教科」をこなさなくても、曜日ごとに教科を決めるなど工夫してみてください。
だいたい表にまとめた長さの勉強時間があれば、いずれの教科においても理解するための余裕がそこそこ作れると思います。
回転スピードアップ
この回転スピードというのは「頭の回転を速くする」という意味になります。
つまり理解できない問題解消にむけて、勉強時間内に少しでも多く理解できる能力を養うということ。とくに複雑な単元などは理解に時間を要するため、頭の回転を速くしてより理解を進めようという対策です。
おなじ勉強時間でも、1つの理解よりも2つを理解できるほうが効率的。
家庭学習であれば時間調整できますが、これが学校の授業などの場合は大きな差となってくるため重要な改善要素といえます。
この「頭の回転早くする」ために必要となるのが、勉強時間を定めたうえで基礎理解~定着まで取り組むスタイル。
時間が限られている中での基礎理解、さらに問題を解いて定着をはかるといった一連の流れによって、時間内ですべて終わらせるために必要な能力を養うことにつながります。
またこの問題を確実にクリアするには、勉強中はとにかく「集中させる」という指導が重要。
しっかりと日曜日の休日には遊ぶ時間を設けて、平日は勉強に集中するといったルーティンワークで家庭学習を進めることも効果的な対策になります。
この「頭の回転スピードアップ」も、小学生が勉強を理解できない問題解消につなげやすい改善策です。
学校の授業解説がわかりづらい
そもそも小学校の授業がわかりづらく理解へつながらない、という原因も考えられます。
私も元塾講師ながら学校の先生にはそれぞれ個性があり、さらにアナウンサーのように解説するプロではないため説明が前後してしまったりと、勉強内容を理解しづらい場合も多くあります。
この原因における改善策としては、小学校に頼らず家庭学習で
わかりやすく教えるということ。
もし親が直接教えることができれば結構ですし、もし難しいようであれば通信教育や学習塾に頼るといった方法も良い改善策となります。
とくに小学生低学年においては、先生の説明におけるわかりやすさの判断はムリ。
小学校の先生を責めたり改善を求めてもしょうがないので、家庭でしっかりと徹底的な対策を施すことが身を守る意味においても重要です。
できれば予習も含めた家庭学習を実践して、学校の授業解説だけに頼らない勉強方法の確立がおすすめです。
勉強に興味が持てずやる気が起こらない
勉強に興味が持てないのは至極普通で、親としては「楽しさの演出」を実践する
ことも理解へつなげる改善策になります。
とくに小学校低学年のころは勉強に興味を持ちにくく、難しそうな文章ばかりの教科書や参考書を見てもまったくやる気が起こらず、結果的に勉強を理解できない状況を生み出してしまうもの。もちろん小学校高学年になっても、勉強に対する興味関心が深まらず理解できない場合が多いものです。
そこで、改善策として有効となるのが「子供が楽しいと感じる対策」を勉強に導入すること。
たとえば小学生低学年であればキャラクター演出のある家庭学習教材を使ってみたり、いまの最新式スタイルともいえるデジタル教材によってアニメーション授業を受けさせてみたり。
とくに通信教育においてはデジタル教材が楽しさを感じやすい傾向にあり、アニメーションやキャラクター演出などによって勉強を楽しく実践できる工夫が多いため極めて効果的な改善策になるといえます。
ここで気になるのが「勉強に楽しさは必要ない!」「勉強自体の楽しさを見つけるほうが有意義!」といった意見ですが、私も至極当然といえる考え方とは思います。しかし勉強自体の楽しさを知るまえに、まずは勉強をスタートして、さらに継続的に取り組ませるほうが先と感じます。
まずは勉強に「子供が好む楽しさ」をとり入れることで興味をもって取り組め、その先に待っているのが勉強自体が持つ楽しさ。ビジュアル面が楽しいなど勉強以外のコラボ要素によって興味を持たせ最終的に勉強が楽しいと感じるられることで、小学生が勉強を理解できない状況改善につながると私は強く感じます。
まずは勉強に興味を持たせるために、何らかの「楽しさ」を家庭学習に導入してみてください。
キャラクター演出などがあると遊んでしまい勉強にならないと考えるのもわかりますが、それよりも今やるべき対策は「勉強に興味をもって取り組ませる」ということのほうがはるかに重要な問題です。
小学生が理解しやすい「動画」を使ったおすすめ勉強法
もし本気で「理解できるよう改善したい」と考えていれば、私がおすすめの「動画」を使った勉強方法を導入してはいかがでしょうか。
小学生が勉強を理解できない、3つの原因と改善策について解説してきました。
- 理解するまでの時間が足りていない
→ AIシステムで効率よい理解が期待できる。 - 学校の授業解説がわかりづらい
→ わかりやすい映像授業により理解しやすい。 - 勉強に興味が持てずやる気が起こらない
→ 楽しさの工夫が多く勉強に興味を持ちやすい。
これらの原因について改善が期待できる、デジタル教材に搭載の「動画」を使った学習スタイルになります。もちろん自宅のインターネット特性ですべて完結するため、非接触学習になるのはもちろん学習塾の半分以下という格安費用も魅力。
もし「動画による勉強法」へ興味があれば、ぜひ私がおすすめする3つのデジタル教材を覗いてみてください。いずれも小学生低学年から高学年まで、無学年方式で自由に学べる通信教育になります。
小学生おすすめ動画勉強法「すらら」
選んだ理由 | 理解できない状況改善が大きく期待できる機能満載 | ||||
動画スタイル | アニメーション映像授業 | 理解の工夫 | 難易度コントロール機能 つまずき診断機能 | 理解期待値 |
小学生が勉強を理解できないときに、かなり期待値が高い
動画搭載のデジタル教材であると私は実感しています。
学校の授業解説で理解できないときもアニメーション映像授業のわかりやすい解説を受講でき、ドリル問題などを解いて理解できない場合はAIシステムによるお役立ち機能によって理解へつなげやすいデジタル教材です。
また小学生すべての単元を自由に学べる「無学年方式」のため理解できない場合も学び直しがしやすく、これだけ完璧に理解できないときに必要なコンテンツが揃っている動画搭載のデジタル教材はほかに見ないのでは。さらに文部科学大臣賞の受賞歴もある通信教育のため、内容的にも確実性が高く安心して取り組めるのもメリットです。
内容が充実しすぎているせいか読み込み速度が遅く感じるときもありますが、そこまで気にならないスピード。授業によっては読み込みに2~3秒かかる場合もありますが、家庭学習に支障をきたすほどではなく、総合的にみるとメリットのほうが極めて大きいといえるデジタル教材になります。
またアニメーション映像授業も理解しやすい(わかりやすい)だけではなく、キャラクター演出による楽しさもあり小学生低学年にもおすすめ。とくに勉強に興味を示さない場合には、かなり適した演出のデジタル教材になると思います。
すららの映像授業を無料体験できるので、まずは覗いてみてください。
☑ すららの無料体験できる映像授業はこちら。
※レビュー記事:すららの口コミ
小学生おすすめ動画勉強法「進研ゼミ」
選んだ理由 | AIシステムによる理解できない対策が充実しておりクオリティが高い | ||||
動画スタイル | ライブ授業 解説動画 | 理解の工夫 | W解き直しシステム 苦手対策機能 | 理解期待値 |
勉強を理解できない小学生に、くわしく理屈を教えてくれるのがこの進研ゼミです。ライブ授業をはじめ動画解説によって勉強を理解できるようサポートしてくれます。
一般的なデジタル教材には動画授業が搭載されくわしい解説がありますが、この進研ゼミはライブ授業+解説動画という組み合わせによって理解しやすい仕組み構築が特徴です。
またライブ授業についても質問コーナーが設けられているので、疑問解消しやすいのがメリット。現時点における学習においても過去復習においても、いずれも理解できない状況を改善しやすい工夫の多い通信教育になります。
また進研ゼミに搭載されるAIシステムもかなり優秀で、子供の学力に沿った問題や、苦手を判断して解消する仕組みなどサポート性が豊富で便利。理屈が理解できない小学生にとって、必要な部分をピックアップして学べるといった特徴も持っています。
さすがベネッセと思える機能満載のデジタル教材で、とくに動画が豊富なため理解へつなげやすいデジタル教材。
ここではデジタル教材の「チャレンジタッチ」を取り上げましたが、紙学習の「チャレンジ」も送られてくるので、動画だけではなく紙と鉛筆による勉強といった一石二鳥の家庭学習ができお得です。
☑ 進研ゼミの無料体験教材などはこちら。
※レビュー記事:進研ゼミの口コミ
小学生おすすめ動画勉強法「デキタス」
選んだ理由 | さかのぼり機能によって理解できない問題解消につなげやすい | ||||
動画スタイル | アニメーション映像授業 | 理解の工夫 | さかのぼり機能 | 理解期待値 |
このデキタスにおけるもっとも特徴的なのが「さかのぼり機能」で、この機能をしっかり使うことで理解できない単元を徹底克服することが期待できます。
城南コベッツグループが運営する動画搭載型のデジタル教材で、家庭学習に必要となる基本的なコンテンツはすべて揃っています。
とくに動画授業はアニメーションによる楽しさを感じられる構成で、1つの授業が5分ほどに収まっているため飽きやすい小学生でも取り組みやすく、要点がまとめられ解説されるため理解できない問題解消につなげやすいのがメリットになります。
また「さかのぼり機能」が主な特徴となっており、理解できない単元を学年通り越してどこまでもさかのぼって学べる機能。1つの学年しか学べないデキタスですが、この機能によっていわゆる無学年方式のような使い方もできるため理解へつなげやすいといった長所もあります。
デキタスの場合は優秀なAIシステムといった最新式の構成というわけではなく、シンプルで基本となる単元を広くカバーしていくというスタイル。したがって深い勉強まではムリですが、広い範囲で理解させたいという場合におすすめのデジタル教材になります。
5分程度のシンプル動画授業で、ドリル機能など必要コンテンツは揃っている通信教育。
コスパ的にもかなり優秀なので、理解できない問題解消として使いやすいデジタル教材になるかと思います。
☑ デキタスの無料体験がこちらでできます。
レビュー記事:デキタスの口コミ
小学生おすすめ動画勉強法3つの比較一覧
紹介してきた3つの動画勉強法を、比較一覧としてまとめます。
それぞれ教材名をクリックすると、先ほど解説した項目へジャンプします。
教材名 | 動画スタイル | 理解の工夫 | 理解期待値 | 選んだ理由 |
すらら | アニメーション 映像授業 | 難易度コントロール機能 つまずき診断機能 | 理解できない状況改善が大きく期待できる機能満載 | |
進研ゼミ | ライブ授業 解説動画 | W解き直しシステム 苦手対策機能 | AIシステムによる理解できない対策が充実しておりクオリティが高い | |
デキタス | アニメーション 映像授業 | さかのぼり機能 | さかのぼり機能によって理解できない問題解消につなげやすい |
✅ こちらも参考になるかと思いますので、もし興味があれば覗いてみてください。
小学生の家庭学習におすすめ「5教科オンライン通信教育」超優秀7選
まとめ
今回は「小学生が勉強を理解できず成績が伸びない状況を改善したい」という疑問に対して、私がおすすめする3つの原因と改善方法をはじめ、実際に体験して選んだおすすめ動画勉強法という形で答えてきました。
小学生が勉強を理解できない主な原因は、私にとっては主に学習環境に依存していると感じます。
一般的には子供の能力などが問題視されることがありますが、私の見解ではむしろ「勉強を理解できない環境を作っている親が原因であることが多い」と考えます。
適切な学習環境を整えることで、多くの場合、改善が期待できます。
今回のアドバイスをしっかり実践してみてください。その結果、私が言いたいことが実際にどれほど有効かを実感していただけると思います。