こんにちは元塾講師TSUTOMUです。
今回は「小学生の中学受験対策におすすめのタブレット学習はどれ?」という疑問に答えます。
小学生の中学受験対策としてタブレット学習を導入することは、かなり時間効率に優れるうえ、極めて効果的な家庭学習を実践できます。
ただし注意すべきポイントが、タブレット学習にはジャンルがあるという部分。
しっかりと中学受験に適応することは当然で、中学受験に必須となる
ジャンルを確実に選ばなければいけません。
そこで元塾講師の経験をもとに、中学受験に必須となるタブレット学習のジャンルを紹介。
確実に中学受験へ対応できるタブレット学習について、極めてベストな組み合わせとなる選び方をくわしく解説します。
小学生がタブレット学習で中学受験をめざすときの最適な選び方
ひと口にタブレット学習といっても、つぎのようなジャンル(種類)があります。
- 5教科を履修できるタブレット学習
- 英会話レッスンのできるタブレット学習
- 自由に質問のできるオンライン指導のタブレット学習
いわゆる「中学受験で必須となる項目」ということで、この3つがおもに中学受験の柱となります。(英会話は出題されない中学校もあり)
学習塾へ通わせたうえ不足部分をタブレット学習で補う、という場合はここから必要なジャンルを選べばOK。
しかしタブレット学習のみで中学受験をめざすという場合には、いずれか1つだけを選んでも中学受験対策において不足。その場合は、これら3つを組み合わせることで初めてタブレット学習の効果を期待できます。
したがって、すべてを履修するためのMAXとなる選び方がこれ。
- 5教科を履修できるデジタル教材を選ぶ
- 英会話レッスンのできるオンライン教材を選ぶ
- 中学受験の難問(応用問題)にむけたオンライン指導を選ぶ
すべてのジャンルを1つのタブレット学習で学べないの?
そう思われるかもしれませんが、私の知る限りではオールインワンで学べるタブレット学習教材はありません。
強いてあると言うなら「オンライン指導」のタブレット学習で、すべてのジャンルを履修するという方法。しかし担当講師のスキルなども影響したり、また指導時間の制限があったりと、はやり各ジャンル専門のタブレット学習を選ばなければ難しいかと。
それぞれのタブレット学習ジャンルについて、ベストな選び方ができるよう詳しく解説していきます。
5教科を履修できるデジタル教材を選ぶ
対応できる項目 | 5教科基礎対策 ・ 英会話対策 ・ 応用(難問)対策 |
小学生の中学受験対策として、もっとも重要でベース学習になるのが「5教科の基礎範囲」になります。
まずタブレット学習を選ぶときは、この5教科を学べる要素が備わっていること。
とくに高校受験にむけて学習塾などを利用しない場合であれば、基本となる受験対策において5教科を履修できるタブレット学習は、極めて抑えておくべき選び方のポイントとなります。
中学受験にむけた5教科学習として、最も適しているタブレット学習が「デジタル教材」というスタイル。
このデジタル教材は小学生範囲の5教科をすべて履修できることに加え、映像授業によってベース学習を理解しやすく、豊富な演習問題も搭載されているため定着にもつなげやすいタブレット学習教材になります。
また5教科タブレット学習を選ぶときは、できれば「無学年方式」であることも重要なポイント。
無学年方式というのは小学生範囲をすべて自由に履修でき、学年関係なく学べるため総復習はもちろん、先取り学習も可能となるため中学受験において極めて最適といえるタブレット学習スタイルです。
またこの無学年方式のタブレット学習を選ぶときは、小学生範囲のみならず中学生範囲まで履修できればより最適。
中学受験では小学生範囲だけではなく中学生範囲の知識も必要となるため、小学生~中学生まで幅広く履修できる無学年方式タブレット学習を選ぶと極めて効果的な中学受験対策が可能となります。
小学生の中学受験対策として、まずはこの「5教科」を学べるタブレット学習を抑えておくことが適した選び方です。
☑ 私が実際に体験したうえで「超おすすめ」と感じた5教科タブレット学習教材を挙げています。
→ 小学生が「先取り」できる無学年方式によるタブレット学習教材3選
英会話レッスンのできるオンライン教材を選ぶ
対応できる項目 | 5教科基礎対策 ・ 英会話対策 ・ 応用(難問)対策 |
小学生の中学受験対策として、入試問題に英会話が盛り込まれていれば「オンライン英会話」がおすすめのタブレット学習教材です。
オンライン英会話というタブレット学習はスピーキングはもちろん、英語文法・ヒアリング・リーディングなど英会話(英語)学習を幅広く学べるのが特徴。
ただし小学生のオンライン英会話においては、選び方を慎重に行うことが重要です。
小学生向きオンライン英会話は数多くありますが、そのなかでも「小学生範囲」を徹底してレッスンできることが重要ポイント。また中学生範囲の英会話学習までできれば、中学受験にむけて極めて有利となりやすい英会話レッスンへ取り組めます。
さらに小学生のうちに英検を取得しておきたい場合にも、このオンライン英会話はかなり有効。
とくに英検2次面接対策まで学べるオンライン英会話を選ぶことで、学習指導要領内の履修および英検対策ができるため、より強力な中学受験対策が可能となります。
小学生向きのオンライン英会話には、極めて初歩的なレッスンしかできない場合も少なくありません。
したがって中学受験にむけ掘り下げた英会話レッスンができることに着目をして、表面的な部分だけではなくハイレベルな英会話学習が可能なオンライン英会話を選ぶことが重要なポイントです。
☑ 中学受験にむけて有意義なオンライン英会話と感じるのがこちら。
→ 【元塾講師が教える】オンライン英会話「小学生」におすすめベスト3選
中学受験の難問(応用問題)にむけたオンライン指導を選ぶ
対応できる項目 | 5教科基礎対策 ・ 英会話対策 ・ 応用(難問)対策 |
総学生の中学受験対策において、しっかりと抑えておきたいのが「難問対策」になります。
これまでに解説した「基礎学習」「英会話学習」においても極めて需要な要素ですが、この「難問対策」というのも中学受験を象徴する勉強として徹底履修しておくべき要素です。
タブレット学習を利用してこの難問対策をおこなうには、選び方としてポイントとなるのが「オンライン指導」というスタイル。
オンライン指導のタブレット学習として、オンライン家庭教師がおすすめの選び方。
いわゆる訪問型の家庭教師がオンラインとなったスタイルで、マンツーマン指導およびピンポイントに難問対策ができるため極めて適しているタブレット学習になります。
またオンラインということで講師陣においてもレベルが高い傾向にあり、全国から優秀な人材が集まりやすいのも大きな特徴。
実際に中学受験の経験者も多く在籍しているため、中学受験のコツおよび志望校の出題傾向まで把握できる、といった優れたメリットも考えられるタブレット学習になります。
タブレット学習のなかでも、唯一「難問対策」を実践できるのがこのオンライン指導。
ほかのタブレット学習ではあらかじめ用意された範囲しか履修できない、基礎範囲しか履修できないなど学べる範囲は限定的ですが、オンライン家庭教師の場合は基本的に自由な範囲を学べるため中学受験における難問対策として極めて効果的なスタイルといえます。
小学生の中学受験勉強において、この「難問対策」が可能なタブレット学習も取り組んでおくことがおすすめです。
☑ 私が徹底的に探って、間違いなく「おすすめ」といえるオンライン家庭教師です。
→ 【元塾講師が教える】オンライン家庭教師「小学生」おすすめランキング
小学生のタブレット学習「中学受験」をめざせるベスト教材3選
小学生の中学受験対策において、私が極めて優秀といえるタブレット学習を挙げます。
- 中学受験の「5教科履修」におすすめ:デジタル教材すらら
- 中学受験の「英会話レッスン」におすすめ:学研Kimini英会話
- 中学受験の「難問対策」におすすめ:オンライン家庭教師 e-Live
中学受験で必須となる「3分野」ごとで、それぞれトップレベルのタブレット学習になります。
実際に私が体験をしたり、電話確認をしたりと、徹底的に探って判断したタブレット学習教材3選。
もし学習塾へ通わせず、すべて家庭学習で中学受験を目指すという場合にはこの3つを同時利用することで、中学受験に必須項目すべてを効果的に履修することができます。
各タブレット学習教材について詳しく解説します。
中学受験の「5教科履修」におすすめ:デジタル教材すらら
中学受験に期待できる効果 |
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小学生の中学受験において5教科の基礎ベースを学べる、おすすめのタブレット学習がこの「デジタル教材すらら」です。
もちろん私の個人的な意見ではありますが、文部科学大臣賞の受賞歴があることからも優秀といわざるを得ないタブレット学習教材。
実際に体験してみても内容が優秀で、中学受験に基礎対策として極めて充実度の高いタブレット学習になります。
とくにスモールステップで進む映像授業が大きな特徴で、1つの単元について解説&確認テストを繰り返すため、やや授業スピードが遅いと感じる単元もありますが理解しやすいため問題なし。
またプロの声優が講師の声を担当しているため、極めて聞き取りやすいのも特徴のひとつです。
中学受験における基礎学習としては完璧といえるほどで、なぜなら無学年方式によって小学生~中学生反まで学年を超越して「分野の流れ」で自由に履修できるため。
映像授業で基礎概念を理解できれば、ボリュームある演習問題でしっかりと定着を図ることもできます。
AIシステムによる学習サポートなども充実しており、間違った問題に対しては「つまずき診断システム」が働いて、ミスの根本原因となる単元を表示してくれたりと極めて便利。
小学生の中学受験にむけた「5教科基礎概念の履修」として、私はかなりおすすめのタブレット学習です。
☑ すららの詳しい体験談はこちら。
→ 【元塾講師が探る】小学生タブレット通信教育「すらら」の口コミレビュー
中学受験の「英会話レッスン」におすすめ:学研Kimini英会話
中学受験に期待できる効果 |
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小学生の中学受験において、英会話レッスンをするなら「学研Kimini英会話 」は
間違いなくおすすめ。
学研クオリティとでもいうべきか、とにかく総合的に質が高く、徹底的に深堀をした英会話レッスンができるというタブレット学習。
したがって中学受験への対応も十分可能で、英検対策まで可能なため完璧といえる内容となっています。
小学生コースをはじめ中学生コーなどカリキュラム構成も優秀で、中学受験にむけた幅広い英会話知識の習得が期待できる内容。すべてのカリキュラムに「復習・予習動画」が用意されているため、より理解しやすい構成となっているのも特徴です。
英会話レッスンに使用するテキストはすべて無料で、学研クオリティが盛り込まれた独自教材。
この無料テキストはボリュームがかなり豊富で、1つのカリキュラムに対して少なくとも数十の講座が用意されているため、中学受験で必要な英会話知識について十分習得することが期待できるかと思います。
また中学受験にむけてレッスン回数は多いほど効果的ですが、これにもしっかりと対応。
基本的に学研Kimini英会話は「毎日レッスン」を中心としたコース設定となっており、しかも費用が安いため様々な意味において利用しやすいタブレット学習ではないかと私は感じます。
小学生の中学受験にむけた英会話レッスンとして、極めておすすめといえるオンライン英会話です。
☑ 学研Kimini英会話の詳細情報はこちら。
中学受験の「難問対策」におすすめ:オンライン家庭教師 e-Live
参考:オンライン家庭教師 e-Live
中学受験に期待できる効果 |
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小学生の中学受験にむけた難問対策として、私がおすすめするのが
この「 オンライン家庭教師「e-Live」 」というタブレット学習です。
中学受験における難問対策が可能なタブレット学習は、唯一といえるのがオンライン指導スタイル。
そのオンライン指導スタイルのなかでも超優秀で、全国でもトップレベルに講師のクオリティが高く、中学受験における難問対策とのマッチング性が極めて高いため私は間違いなくおすすめと感じています。
もちろん中学受験対策コースなどの設定もあり、志望校における情報量も豊富に持っているのが特徴。
志望校の出題傾向などもしっかりと把握しているので合格のコツなども掴みやすく、講師陣においても中学受験の経験者が多いため、もしかすると訪問型の家庭教師よりも優秀ではないかと思えるほど。
実際に在籍講師の一覧を見ると、いかに高学歴でスキルが豊富な人材であるかよくわかるかと。
オンライン家庭教師としての費用構成にも健全性があり、意味不明な費用項目が課せられる心配もなし。何かにつけて余計な費用がかかる会社もありますが、このオンライン家庭教師であればまず安心して利用できます。
ピンポイントな個別指導になるため、中学受験にむけた疑問解消として最適なスタイル。
小学生の中学受験学習においてこの難問対策はもっとも取り組みにくい項目ですが、まさに最適という言葉がぴったりなのがこのタブレット学習になります。
☑ オンライン家庭教師「e-Live」の詳細情報はこちら。
→ 【小学生】オンライン家庭教師イーライブ「e-Live」の口コミ
まとめ
今回は「小学生の中学受験対策におすすめのタブレット学習はどれ?」という疑問に対して、
という形で、これまでの体験をもとに解説してきました。
小学生の中学受験対策における、タブレット学習の選び方というのは十分に注意が必要。
なぜならタブレット学習教材といってもジャンルやスタイルがあり、中学受験に効果的および対応可能であることを徹底的に確認しなければいけません。
したがって「このタブレット学習があれば中学受験に対応可能」という表現には要注意。
この表現を鵜吞みにしてしまうと中学受験において対応力不足となり、まったく効果的とはいえないタブレット学習教材を選んでしまう恐れがあります。
タブレット学習をくまなく私も探ってきましたが、中学受験における必須要素をすべて担えるものはありません。
必須要素3つをすべて備えているタブレット学習教材はないので、くれぐれも注意が必要です。
中学受験に必須となる学習要素には、大きく分けて「基礎学習」「応用学習(難問)」「英会話学習」があります。
英会話においては志望校により、受験科目として存在しない場合もあります。
とはいえ最低でも基礎学習・応用学習については、いずれの志望校においても必須といえる履修項目であるかと。
したがって英会話におけるタブレット学習は状況に応じて選べばいいですが、少なくとも「基礎学習」「応用学習」へ対応可能なタブレット学習は選んでおく必要があると私は思います。
小学生の中学受験にむけた、おすすめのタブレット学習の選び方としてぜひお役立てください。