こんにちは元塾講師TSUTOMUです。
今回は「中学受験におすすめの通信教育ってどれ?」という疑問に応えます。
中学受験にむけて通信教育を選ぶとき、しっかりと結果を出すため重要視したいのが「スタイル」になります。
闇雲に通信教育を選んでしまうと、必要な対応力がなく中学受験に失敗なんてことも。
そこで元塾講師の経験をもとに「中学受験に最適な通信教育のみ」をランキング形式でピックアップします。
中学受験におすすめ通信教育ランキングベスト7選
総合力でおすすめの通信教育スタイル「オンライン家庭教師」
【オンライン家庭教師の特徴】
おすすめの家庭 | 中学受験にむけ総仕上げできる確実性の高い通信教育を選びたい | ||||
応用力強化 | ◎ | 基礎力強化 | ◯ | 受験対応能力 | ◎ |
おもな特徴 |
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オンライン家庭教師というスタイルは「中学受験に向け極めて有効な家庭学習」が可能。
その中でも、とくに優秀なオンライン家庭教師をピックアップします。
オンライン家庭教師「e-Live」
とくに「難関中学受験をめざす場合」には、超おすすめの優秀なオンライン家庭教師です。
このオンライン家庭教師が高偏差値の中学受験におすすめな理由は、紹介制度のみで集まった優秀な講師陣がいるため。
一般的なオンライン家庭教師というのは副業sルバイトの大学生が中心ですが、この「e-Live」の場合は教え子を中心として講師の紹介のみで集まっているため、極めてハイレベルで優秀な講師陣となっているのが大きな特徴になります。
もし興味があれば、ウェブサイトで講師一覧をチェックしてみてください。
東大・京大をはじめ国内でも一流大学の学生・出身者がかなり多く、誰が見ても優秀であることは一目瞭然。
またハイレベル講師ということで中学受験の経験者も多く、受験勉強や出題傾向のコツといった特殊情報も期待できる講師陣で構成されています。
中学受験対策としても十分に構築されており、極めておすすめといえる講師陣および内容。
合格に近づける中学受験対策として、まず選んで失敗しないオンライン家庭教師です。
レビュー記事:オンライン家庭教師イーライブ「e-Live」の口コミ
オンライン家庭教師「学研」
とくに「不登校で中学受験をめざす場合」におすすめのオンライン家庭教師です。
もちろん一般的に中学受験をめざす小学生にもおすすめですが、学研が昔から関わっている不登校児対策により学校に行けない場合でも中学受験をめざせるオンライン家庭教師。
学研が運営しているため指導力のある講師陣で、しかも中学受験データも豊富に持っているため極めて効果的な対策も豊富。
また学研教室などからの情報も多いため志望校対策も十分に可能で、不登校児をはじめ中学受験をめざす小学生にはかなり適したオンライン家庭教師になります。
さらに学研が運営しているため、安心感という面においても1つ抜きんでているのが特徴。
訪問スタイルの家庭教師を長く運営しており、オンライン指導はその派生型ということで確実性の高い中学受験対策を期待できます。
レビュー記事:オンライン家庭教師「学研」の口コミ
オンライン家庭教師「Netty」
とくに「発達障害で中学受験をめざす場合」におすすめのオンライン家庭教師です。
発達障害における理解と対応力について国内でもトップクラスで、なぜなら運営する家庭教師ノーバスが極めて力を注いでいる部分のため。
ウェブサイトにおいても大きく発達障害の理解がわかるほどで、発達障害で中学受験を考えるときの第一候補となります。
もちろん発達障害だけではなく、一般の小学生にも最適な中学受験対策が期待できる内容。
とくに多様なコース設定によって志望校へむけた細かな対策をしやすいメリットがあり、目的にぴったりの使い方ができるといった特徴をもっています。
使用機材においても、Webカメラと画面内共有によって極めてスムーズ。
かなり意思疎通しやすい機材設定で、ストレスなくオンライン指導を受けることができます。
レビュー記事:オンライン家庭教師ネッティ(Netty)の口コミレビュー
学習塾の代わりとなる通信教育スタイル「オンライン塾」
【オンライン塾の特徴】
おすすめの家庭 | 学習塾と同じ中学受験対策を通信教育で行いたい | ||||
応用力強化 | ◯ | 基礎力強化 | ◎ | 受験対応能力 | ◯ |
おもな特徴 |
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学習塾が、そのまま丸ごとオンラインになったようなスタイル。
基本的に学習塾と同じ内容で中学受験対策ができます。
とくに優秀でおすすめといえるオンライン塾をピックアップします。
オンライン塾「東進オンライン学校 小学部」
東進ハイスクールが運営するオンライン塾で、とくに「すぐにでも中学受験対策をさせたい」という場合におすすめです。
中学受験にむけて必要な要素がすべて揃っており、すぐにでも中学受験へ向けた東進ハイスクールのわかりやすい映像授業などで対策をスタートできます。
とくに特徴となるのが「理解と定着」につながる工夫で、中学受験にむけて高い学習効果が期待できる内容。
東進ハイスクールということで、もちろん授業は四谷大塚になります。
理解しやすくわかりやすい映像授業が豊富で、さらに練習問題やテスト対策など必要十分な機能。
また中学受験にむけた対策などもしっかりと講じられており、学習塾が割として極めて効果的といえるオンライン塾になります。
もし中学受験にむけたオンライン塾を探すのであれば、まず間違いなくおすすめといえます。
レビュー記事:東進オンライン学校「小学部」口コミ体験レビュー
オンライン塾「Gakken ON AIR」
学研が運営する新しいサービスで、とくに「集団ライブ授業で勉強させたい」という場合におすすめです。
集団ライブ授業ということでリアルな説明を聞きながら学習できるのが特徴で、集団授業といっても質問のできる機能も凝らされており疑問解消しやすい授業となっています。
さらに学研の情報力によって、中学受験情報が盛り込まれた授業内容でかなり特殊な内容。
またライブ授業といったアナログ的なスタイルだけではなく、AIシステムとコラボしたハイブリッドスタイル。
個別最適化学習が可能なデジタル教材をはじめ、学習を効率化する学習管理システムなどの最新システムによって効率に優れる家庭学習ができます。
また10万問の中からAIシステムがピッタリの問題を出題する、といったデジタル学習も可能。
しかも1問につき、1~2分の解説動画もあるため極めて理解へつなげやすい中学受験対策ができます。
レビュー記事:学研オンエア(Gakken ON AIR)の口コミ・受験効果などを徹底レビュー
基礎基本をしっかり学べる通信教育スタイル「紙教材・デジタル教材」
【紙・デジタル教材の特徴】
おすすめの家庭 | 中学受験対策として基礎から徹底的に復習させたい | ||||
応用力強化 | ◯ | 基礎力強化 | ◎ | 受験対応能力 | ◯ |
おもな特徴 |
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とくに中学受験むけにおすすめなのが「デジタル教材」です。
紙教材の進化系なのでよりわかりやすく、デジタル特性を活かした映像授業やAIシステムで勉強可能。
とくに優秀なおすすめデジタル教材をピックアップします。
デジタル教材「すらら」

すららの学習画面
とくに「基礎基本をしっかりと復習させたい」という場合におすすめの、優秀なデジタル学習教材です。
通信教育スタイルのなかでも、とくに基礎基本に特化した効果的な勉強を実践できるのがデジタル教材の大きなメリット。
さらにこの「すらら」は、文部科学大臣賞の受賞歴があるほど秀逸なデジタル教材になります。
とくに秀逸な部分では、AIシステムによる問題解消能力の高いドリル機能やテスト機能。
つまずき診断システム・難易度コントロールシステムなど最終的な理解へつなげやすいAIシステム特有の機能が搭載されており、徹底した総復習をさらに効率よく取り組めるかなり役立つ機能が満載。
また基礎学習として「次世代型アニメーション授業」も極めて理解しやすく、ハイレベル学習までカバーする内容となっています。
5教科を取り組めて中学受験の基礎学習ができ、さらに英検や数検対策も搭載。
このデジタル教材があれば小学生に必要となる基礎学習はすべて可能となるため、コスパ的にも秀逸といえる教材です。
また「無学年方式」のため、学年の枠を通り越して総復習も可能。
自治体によっては公立・私立小学校・中学校でも導入されているシステムのため、まず選んで間違いのない通信教育になります。
レビュー記事:小学生タブレット通信教育「すらら」の口コミレビュー
デジタル教材「進研ゼミ チャレンジタッチ」
とくに「紙教材と同じように勉強できるデジタル教材を選びたい」という場合におすすめです。
この真剣税チャレンジタッチた専用タブレットを使用して家庭学習を行うスタイルで、より特徴的なのが紙学習教材のメリットを最大に活かしている部分。
たとえば漢字練習の「止め・はね」なども、専用タブレットにより忠実に再現。
また算数の筆算なども解く手順に従って解き進めていくなど、基礎を徹底的に学習できるおすすめのデジタル教材です。
わからない場合は映像授業による解説もあり、さらに解き直し機能のある練習問題も豊富。
間違った場合はただ答えを見て疑問解消するのではなく、ヒントが出されることにより理解につなげやすい解き方の工夫もあります。
また赤ペン先生が添削してくれる、準個別指導ともいえるサポート体制もあり。
中学受験にむけ、徹底的に基礎学習を学べる通信教育です。
レビュー記事:【元塾講師が探る】進研ゼミ小学生講座の口コミレビュー
中学生におすすめ通信教育ベスト7選の比較表
私が選んだ超優秀おすすめ通信教育を、一覧表で比較しやすくまとめました。
教材名をクリックで、先ほどの解説項目へジャンプします。
スタイル | 教材名 | 基礎 | 応用 | 受験 | おすすめの家庭 |
オンライン家庭教師 | e-Live | ◯ | ◎ | ◎ | 難関中学受験をめざしている |
学研 | ◯ | ◎ | ◎ | 不登校で中学受験をめざす | |
Netty | ◯ | ◎ | ◎ | 発達障害で中学受験をめざす | |
オンライン塾 | 東進オンライン | ◎ | ◯ | ◯ | すぐにでも中学受験対策をさせたい |
Gakken ON AIR | ◎ | ◯ | ◯ | 集団ライブ授業でリアル感のある勉強させたい | |
紙教材・デジタル教材 | すらら | ◎ | ◯ | ◯ | 基礎基本をしっかりと復習させたい |
進研ゼミ | ◎ | ◯ | ◯ | 紙教材と同じように勉強できるデジタル教材を選びたい |
中学受験にベストな通信教育の選び方
中学受験にむけ通信教育を選ぶとき、つぎの点がとくに着目したいポイントです。
- 中学受験にむけ「対応力のある通信教育スタイル」を選ぶ
- より「理解と定着つながる工夫」が講じられている
- 総復習のため「苦手や疑問を解消しやすい施策」がある
この中の1つでも欠けてしまえば、あまり中学受験におすすめの通信教育とはいえません。
さらに詳しく3つのポイントを解説します。
中学受験にむけ「対応力のある通信教育スタイル」を選ぶ
中学受験にむけた通信教育選びで、まず抑えておきたいのが「スタイル」です。
通信教育のスタイルと特徴はつぎの通り。
スタイル | おすすめの学年 | 特徴 |
紙教材・デジタル教材 | 小学生低学年 (1~3年) | 中学受験にむけ基礎的な学習が一通りできる。必要な要素がすべて揃っており受動的に勉強ができ、AIシステムにより苦手解消へつなげやすい。 |
オンライン塾 | 小学生中学年 (3~5年) | 中学受験にむけ基礎学習・一部応用学習ができる。必要なカリキュラムがすべて揃っており受動的に勉強でき、わかりやすい映像授業などによって必要な対策ができる。 |
オンライン家庭教師 | 小学生高学年 (5~6年) | 中学受験にむけ発展学習・応用学習・疑問解消ができる。基本的にカリキュラムはなくピンポイントに質問をして中学受験対策を行う。もっとも自主性が必要となる通信教育スタイル。 |
このように通信教育のスタイルにより、中学受験への対応範囲が異なります。
ハッキリといえば「紙教材・デジタル教材」「オンライン塾」というスタイルは、中学受験にむけた基礎学習が中心になると考えておいた方がおすすめ。
また「オンライン家庭教師」というスタイルは、中学受験にむけた応用・総仕上げ・疑問解消におすすめです。
つまり中学受験にむけおすすめの通信教育というのは、学年やスタイルによって異なるということ。
このポイントをしっかりと抑えておくことが、中学受験の通信教育選びとして確実性を高めることへつながります。
より「理解と定着つながる工夫」が講じられている
中学受験にむけ、より優秀な通信教育を選ぶためには「理解と定着」へ関する施策にも注目です。
- 紙教材・デジタル教材‥映像授業・ドリル・テスト機能などへの工夫など。
- オンライン塾‥理解しやすい授業や練習問題など。
- オンライン家庭教師‥指導力ある優秀な講師陣など。
通信教育のスタイルによって施策は異なり、それぞれより工夫を凝らされていることが選ぶときのポイントになります。
中学受験に限らず、勉強の基本となるのがこの理解と定着。
より理解しやすく定着につながりやすい工夫があるほど、中学受験にむけ高い学習効果が期待できる通信教育といえます。
通信教育のスタイルによって工夫は異なるので、各特性をしっかり理解した上で探ることが重要。
優秀な通信教育というのは、理解と定着が大幅にアップするものです。
総復習のため「苦手や疑問を解消しやすい施策」がある
中学受験にむけ、最終的な勉強として取り組ませたいのが「総復習」ではないでしょうか。
ではこの総復習というのは、具体的にどんなことをするものでしょうか。
総復習でもっとも重要となるのが「苦手解消」という部分で、苦手というのは問題を解けず点数にならないゼロの箇所。
苦手部分を徹底的に克服する、という学習が総復習のおもな目的になります。
したがって中学受験にむけた通信教育選びでは、この苦手解消につながりやすい内容であることが重要なポイント。
たとえば紙教材・デジタル教材では、最終理解に到達できる解説、またはAIシステムによる苦手原因の追究と解消など。いかに苦手を克服できるか、についてチェックすることが大切です。
苦手解消ができれば、問題を解けて点数アップに直結。
中学受験において極めて重要な部分になるので、この「苦手解消」についても通信教育選びで着目しておきたいポイントになります。
まとめ
今回は「中学受験におすすめの通信教育」ということで超優秀おすすめ7選をはじめ、私がとくに重要と思える選び方のポイントについて解説してきました。
もし少しでも早く通信教育をスタートさせたい!という場合は、私のおすすめ7選から選んでみてください。
ご自分で通信教育選びをする場合は、私が詳しく解説した選び方のポイントをぜひ参考にされることをおすすめします。
最後に私の気持ちを少し伝えておきます。今回は中学受験におすすめの通信教育として、ランキング形式により7選を紹介しました。
私がもっとも重要視したのが「通信教育スタイル」で、スタイルの特徴とともにおすすめの家庭を掲載しました。
なぜなら通信教育スタイル(特性)が、中学受験対策へ大きく影響するため。
たとえば紙教材・デジタル教材ばかりに取り組んでいても、中学受験で必須となる応用範囲は勉強できません。
また逆に自由度の高いオンライン家庭教師ばかりでは、基礎基本を身につけるのは難しい。
中学受験は通信教育だけで可能であるというのは間違いで、通信教育のスタイルにより不可能な場合も多くあるもの。したがってもしそのような情報があれば、通信教育を売り込む意図があるうえでの根拠ない情報です。
このような理由から「通信教育スタイル」の特性をベースに、おすすめの家庭を同時に掲載したということです。
なぜなら、こんな矛盾を感じているため。
インターネットの情報を探していると、よく見かけるのが「通信教育スタイルを無視したランキング」というもの。
小学1年生に、いきなりオンライン家庭教師を紹介して本当に効果があるのか?
また小学6年生にむけ、中学受験用に紙教材・デジタル教材を紹介して合格に近づけるのか?
このような矛盾を感じているのが正直なところ。
本当に中学受験をめざし通信教育選びに迷っている家庭へ、このような闇雲な紹介で果たして役立つのだろうか。
私は決して役立つ情報ではない、と強く感じています。
したがって今回紹介したランキングは、しっかりと根拠をもって納得できる内容としました。
もちろん、闇雲に紹介する情報を参考にされるのは自由です。
このあたりも十分に注意を払ったうえで、本当に参考となる情報を取捨選択されてみてください。