こんにちは元塾講師TSUTOMUです。
小学生にとって通信教育は必要?必要ない?と迷っている家庭へ向けて、根拠とともに通信教育の必要性についてお話ししようと思います。
結論からいえば、小学生に通信教育は必ずしも必要ではありません。
そこで通信教育が必要なパターン、必要ないパターンに分けて詳しく解説します。
小学生に通信教育が必要なパターン
つぎのような場合であれば、通信教育が必要であると私は感じています。
- 家庭学習をさせても一向に成績アップしない。
- 中学受験が近いのに成績が伸びてこない。
- 学習塾へ通わせているのにテストの点数が良くない。
- 家庭学習のやり方がわかっていない。
- つまづきを解消しないと先に進まないような気がする。

さらに詳しく項目ごとに解説します。
家庭学習をさせても一向に成績アップしない
家庭学習をさせても成績アップしない場合は「勉強のポイントがズレている」などの原因が考えられます。
たとえば覚えるべき重要な部分を飛ばしてしまい、あまり重要度が高くないような部分ばかりを勉強しているなど。こういった場合は勉強のポイントがズレている可能性があることで成績の伸びが良くないかもしれないので、新たに通信教育を導入するのがおすすめです。
通信教育のもっとも大きなメリットの1つに「要点を抑えられる」という特性があります。
要点を中心に全体がよくわかるよう構成されているため、家庭学習で起こりやすい勉強のズレを解消することが期待できます。
中学受験が近いのに成績が伸びてこない
中学1年生の時期であればまだ余裕がありますが、中学2年生となってくれば話は別。
とくに中学受験を控えている場合の成績伸び悩みはかなり致命的になってしまうので、一刻も早く有効な手段を施す必要があります。
そんなときに効果的な学習方法が通信教育で、とくに過去の総復習が徹底的にできる「無学年方式のデジタル教材」などは中学受験にむけて極めて強い味方になってくれます。
中学受験を志望するとういことは、まず学習塾へ通わせていることと思います。
しかし学習塾へ通わせても成績アップが見られない‥という場合は、ほとんどの原因が「過去のつまづき」にあるといわれます。
通信教育(紙教材)は過去の復習ができないため、おすすめは無学年方式の通信教育(デジタル教材)です。
学習塾へ通わせているのにテストの点数が良くない
学習塾へ通わせているのにテストの点数が良くない場合は、大きな原因となっているのが「最終理解まで達していないこと」です。
途中経過までは理解してわかったつもりでも、出題角度などが変化するとまったく解けない状態。
これはその単元の最終理解にまで到達できていないためで、通信教育はこの”隙間”を埋めてくれる効率の良い学習方法になります。
とくにデジタル教材に搭載される「AIシステム」は取り組んだ内容をデータ化してくれ、目に見える形で改善ポイントを知ることができるため問題解消に効果的。
テストの点数アップで悩んでいれば、この通信教育に搭載されるAIシステムが根本的にサポートしてくれます。
また通信教育(デジタル教材)にはテスト機能やドリル問題なども搭載されているため、学習塾で取り組んだテスト内容なども同じように復習できるため最終理解にまで達することが期待できます。
家庭学習のやり方がわかっていない
通信教育が必要となりうる、もっとも大きな原因が「勉強方法を知らない」という状態です。
家庭学習の進め方がわからない状態で放っておいても、いつまでたっても成績アップにつながることはまずありません。
この問題解消に向け、まず学習塾などへ通わせることが最適な方法。
学習塾では家庭学習のやり方なども学べるため、勉強のやり方を身につけるにはピッタリの学校外学習になります。
もし学習塾へ通わせるのは経済的に難しいといった理由で困難な場合は、通信教育による家庭学習が極めておすすめの方法です。
通信教育では勉強の順番なども整理され、提供されるまま進めれば自然と勉強のやり方を身につけることが期待できます。
つまづきを解消しないと先に進まないような気がする
いくら家庭学習にとり組んでいても、一向に先に進まない場合は「過去のつまづき」の関わりが懸念されます。
過去のつまづきによって現在の問題が解けないため、このまま放置しておいても一向に先に進むことはありません。つまり過去の原因となっている単元をしっかりと理解させることが必要です。
この「過去のつまづき」を解消するために有効なのが通信教育で、とくに先ほども書いたように無学年方式のデジタル教材が効果的な通信教育です。
過去のつまづきによって先に進めない強化には、国語・数学・英語といった積み上げ学習が挙げられます。
とくにこの3教科については過去につまづきがあると全く先に進めなくなるので、まずは苦手箇所を徹底的に理解させることが重要。
そのために最適な勉強方法が通信教育で、過去のつまづき解消ができる無学年方式のデジタル教材などは最適な選択となります。
通信教育が必要な場合におすすめのデジタル教材
通信教育が必要なパターンにおいて、とくにおすすめといえるのが「無学年方式のデジタル教材」です。
これから勉強のやり方を身につける、過去のつまづきを解消する、といったあらゆる場面において有効なスタイルの通信教育です。
✅ とくに私が、塾講師の経験からおすすめといえるデジタル教材がこちら。
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無学年方式で通信教育をはじめるタイミングを選ばず、すべての場面において効果的なデジタル教材になります。
中学生に通信教育が必要という場合には、ぜひ参考にしてみてください。
小学生に通信教育が必要ないパターン
通信教育が必要ないと判断できるのは、次のような場合です。
- 学習塾だけで十分に成績を維持できている。
- 家庭学習のやり方をしっかりと理解でき実践している。
- 過去のつまづきによる成績ダウンが見られない。
通信教育というのは基礎基本を身につけるために有効な手段なので、すでに身についている場合や、子供自身で問題解消ができる場合などは通信教育が必要ないといえます。
もし中学受験にむけて通信教育を考えていれば、基礎基本しか学べないことを理解しておくことをおすすめします。
学校で習う範囲しか学習できないのが通信教育の特性となるため、とくに私立中学などの受験に向けより多く応用問題を学ばせようとしても通信教育では役不足です。
基礎基本を徹底的に身につけさせる(総復習)という目的において通信教育は有効です。
したがって学習レベル維持のために基礎基本を学ばせるという場合以外は、通信教育はかならずしも必要ないと私は考えます。
まとめ
今回は「小学生に通信教育は必要か?必要ないか?」という問題についてお話ししてきました。通信教育は基礎基本を学べる手段ということを知っておかれると分かりやすく選択しやすいかもしれません。
通信教育が必要なパターン
- 家庭学習をさせても一向に成績アップしない。
- 中学受験が近いのに成績が伸びてこない。
- 学習塾へ通わせているのにテストの点数が良くない。
- 家庭学習のやり方がわかっていない。
- つまづきを解消しないと先に進まないような気がする。
通信教育が必要ないパターン
- 学習塾だけで十分に成績を維持できている。
- 家庭学習のやり方をしっかりと理解でき実践している。
- 過去のつまづきによる成績ダウンが見られない。
通信教育というのは、私立中学の受験問題など「応用範囲」には対応できません。
なぜなら基礎基本から外れて独自の応用問題が受験でも出されるためで、応用問題の概念については各中学校によって異なるため。
したがって私立中学の受験にむけて通信教育を考える場合は、基礎基本の復習が必要か?という部分を考えることが大きなポイントになります。
また逆に「勉強のやり方がわかっていない」という場合は、すぐにでも通信教育を導入することをおすすめします。
勉強のやり方がわからない限りは、一向に成績アップは期待できません。
通信教育は必要か?必要ないか?と疑問に思っていれば、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。