こんにちは元塾講師TSUTOMUです。
今回は「小学生の家庭学習において算数をもっと理解させたい」という疑問に答えます。
算数という教科は積み上げ学習なので、小学生段階からしっかりと
理解させておくことが将来的にも極めて有意義。
しかし算数を家庭学習で理解させるのは至難の業で、なかなか親の対応も難しいもの。
そこで元塾講師の経験をもとに「算数がめっちゃ理解しやすい」をコンセプトに、わかりやすく効果的な通信教育を3選まで絞り込んで紹介します。
かなり確実性の高い算数学習につながると思うので、ぜひ実践してみてください。
小学生の家庭学習で算数をめっちゃ理解しやすい通信教育ベスト3選
元塾講師の意地もあるので「算数がめちゃくちゃ理解しやすい」という通信教育だけを、3選まで徹底的に絞り込んでピックアップしました。
まず家庭学習として有意義な教材ばかりなので、ぜひ安心して選んでみてください。
もしこれ以上に優秀な通信教育があれば差し替えますが、たぶん現時点ではまず見つからないと思います。
算数に特化型のタブレット学習「RISU算数」
選んだ理由 | 小学生の算数のみに特化しているため想像以上に深く勉強できる。単純な選択式問題ではなく思考力を養う応用問題ばかりなので当てずっぽうでは解けない。 | ||||
わかりやすい解説 | ◎ | 定着の期待度 | ◎ | フォロー | 東大生たち講師による動画解説 |
おもな特徴 |
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小学生の算数だけに特化するなら、正直いってめちゃくちゃ理解しやすい通信教育です。
算数のみに特化したタブレット教材なので5教科すべてに取り組めませんが、それだけに算数においては想像以上に深く勉強でき、しかも基礎理解と定着に関してはピカイチの内容となっています。
とくに特徴的なのが適当に答えればいつか正解する選択式問題はなく、すべて思考力を要する文章問題ばかり。算数における知識はもちろん、国語1年分に相当する文章学習も同時にできるといったメリットも備わっています。
またタブレット学習における欠点の「筆算を解く順序」なども、遜色なく正確に忠実に再現されているのが特徴。
この筆算では答え記入箇所を指定して数字を当てはめる、といった自然な解答方法なのでこれも問題なし。学校で習った通りに答えられるので、まったく不具合のないタブレット学習ができます。
フォローについては東大生を中心とした講師陣が待機しており、インターネットで繋がっているため学習内容がそのまま送信される仕組み。ミスをした部分などに対して講師陣から指導動画が送られてくるので、すぐに修正でき個別指導塾のようなスタイルで算数学習に取り組めます。
また問題数においても言うことなしで、小学生の各学年にとって必要十分なボリューム。
先取り学習をするほど別途料金が発生するので気になるところですが、それを差し引いても算数における理解のしやすさという点ではかなり選ぶ価値のある通信教育になります。
いつでも自由に退会できるので、まずは気軽に始めてみるのもおすすめです。
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レビュー記事:RISU算数の口コミレビュー
無学年方式で自由に学べるデジタル教材「すらら」
選んだ理由 | アニメーション映像授業がスモールステップで進むため算数の理屈がわかりやすい。文部科学大臣賞の受賞歴もあるので信頼においても絶大。 | ||||
わかりやすい解説 | ◎ | 定着の期待度 | ◎ | フォロー | 塾講師のサポート |
おもな特徴 |
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家庭学習で算数も強化したいけど「ほかの教科も気になっている」という場合におすすめの通信教育です。
算数はもちろん5教科すべてに取り組めるデジタル教材で、とくにアニメーション映像授業のスモールステップ解説がめちゃくちゃ理解しやすいのが大きな特徴。
1つの単元について少しだけ説明があって、その後は確認問題が出されるといった繰り返しの映像授業。したがって範囲が狭いので当然のように答えることができ、これを繰り返しているうちに「いつの間にか理解できていた」というお手本のような授業解説となっています。
とくに覚える工数の多い算数においてはこのスモールステップ授業が大活躍で、いままで理解できなかった単元もかなりスムーズに入ってくるような授業解説。
この授業で算数がまだ理解できないのであれば、あとは子供自身における「やる気」の問題かもしれません。
かなり理解しやすい映像授業とともに、これまた優秀といえるのが豊富な問題数&AIシステム。
ドリル・テスト機能によるボリュームある演習問題でしっかり定着を図ることができ、さらにAIシステム搭載によりミスした部分は「つまずき診断機能」が働いて、根本的に原因となる単元を教えてくれるというお役立ち機能もメリットの1つ。
したがって間違った問題をそのままにしておくのではなく、ミスを原因追究して根本的な改善へつなげる工夫をAIシステムがしてくれるというもの。またAIシステムによる「難易度コントロール機能」によって、問題内容を少し優しく変化して再出題されるといったお役立ち機能が満載です。
最終的に理解不足となる個所については、塾講師の直接的なサポートもあるためフォロー体制も安心。
小学生の算数を無学年方式で自由な範囲を学べるメリットもあり、総合的に考えると算数以外にも5教科すべてにおいて極めて優秀といえる内容で、かなりおすすめの通信教育になります。
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レビュー記事:すららの口コミレビュー
双方向ライブ授業で質問もできる「進研ゼミ」
選んだ理由 | 小学生低学年ではゲーム感覚で算数を学べるため取り組みやすい。質問のできる双方向ライブ授業で算数の疑問点を解消しやすい。 | ||||
わかりやすい解説 | ◎ | 定着の期待度 | ◎ | フォロー | 赤ペン先生による添削指導 |
おもな特徴 |
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ここで紹介するのは進研ゼミ「チャレンジタッチ(タブレット学習)」で、これも算数がわかりやすい通信教育になります。
ややハイレベル問題もあるので、ちょっと難しい家庭学習にしたいという場合におすすめです。
進研ゼミにはチャレンジ(紙教材)もありますが、私がおすすめしたいのはタブレット教材のほう。とくに双方向ライブ授業があり、しかも珍しく質問できるスタイルなので算数の疑問解消にしっかりと役立つスタイルとなっています。
一般的なデジタル教材には、このような双方向ライブ授業は搭載されていません。
しかもライブ授業といえば一方的な授業スタイルですが、進研ゼミの場合は授業後に質問コーナーが設けられているため、本当の意味において疑問解消へつなげやすい構成となっているのが大きなメリットです。
さらにAIシステムによる「個別カリキュラム」という、ドリル問題が出題されるのも特徴のひとつ。
これまでにミスをした内容や進捗具合などから判断して、そのときに最適な問題が出されるという機能。かなり子供に沿った内容の問題が出されるので、かなり苦手対策としても強力なコンテンツになります。
進研ゼミのコンテンツでかなりの理解を得られると思いますが、もしどうしても理解できないという部分については赤ペン先生のサポートで最終理解へ到達しやすい構成。また赤ペン先生は添削指導もしてくれるのでめちゃくちゃ算数を理解しやすく、しかも5教科を学べるため小学生にとって極めて有意義なデジタル教材になります。
ほかにもAIシステムによる解き直しシステム機能があったりと、コスパ的にもかなり優秀。
進研ゼミは人気がありますが、探ってみるほどに人気の秘密がわかってくるといった秀逸なデジタル教材です。
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レビュー記事:進研ゼミの口コミレビュー
小学生の家庭学習で算数を理解させるコツ
私としては家庭学習につぎの要素を取り入れると、算数をよく理解できると思っています。
- 1つずつ確実に「落ち」のないよう説明する
- 繰り返し問題を解く「数稽古」によって定着をはかる
- 理解できたと思えばわかりやすく説明をさせてみる
この3つは最低でも重要な要素で、さらに手順通りで並べています。
この順番通りに実践すれば極めて算数の理解が期待できますので、
ぜひ取り組んでみてください。
さらに詳しく、算数を理解させるコツについて解説します。
1つずつ確実に「落ち」のないよう説明する
小学生の教科のなかでも、とくに算数は「いくつかの工程」により構成されています。
この工数については低学年になるほど少なく高学年になるほど増えていきますが、いずれにしても確実性が問われるため「一連の流れ」で教えることがコツです。
一連の流れというのは各工程を連続的に理解できるといった教え方で、それぞれつながりを持って説明することが重要になります。
この工程ごとの解説がうまくつながらないと、たちまち理解が
難しくなるのが算数。
とくに工程間の解説に「落ち」がないことを徹底して、子供が「あれ?途中が飛んで意味がわからない!」といった状況にならないよう、連続的な解説を行うことが重要です。
また算数の解説時に注意すべき点として、理屈と同時に「感覚」としても理解できることが大切。
たとえば図形分野などでは公式をぼ得るのはもちろんですが、図形の奥行きなどもしっかり感覚で捉えさせておくことでより確実性の高い理解が期待できます。
この「感覚で捉える」という要素は算数において極めて重要で、ほかの教科でも同じように捉え応用力につながるので大切な部分。
したがって小学生に算数をよく理解させようと思えば、まずは「確実な説明」「感覚でも教える」という2点に注目することを私はおすすめします。
繰り返し問題を解く「数稽古」によって定着をはかる
とくに算数においては、繰り返し問題を解く「数稽古」が定着にむけて効果的な勉強方法のコツになります。
しっかりと基礎理解ができれば多くの問題を解かせ、覚えこませると同時に回答速度アップを図るのがこの数稽古における目的。少しでも多くの問題を解かせる、というのがポイントです。
また多くの問題を解かせるときに、やや角度の異なる問題提起であると応用力教科にもつなげやすくなります。
たとえば問題集(ドリル)を与えるときに異なる出版社の教材を考えるなど、同じ分野でも出版社によって出題傾向や角度が異なるので、こうした勉強方法もより理解へつなげるため有効になります。
ただし注意すべきが、1つの分野(単元)を理解~定着するまで
先に進まないこと。
とくに小学生低学年の時期は頭が混乱してしまいがちになるので、しっかりと1つの分野を身に着けるまで、ここは時間をかけてでも取り組むことが大切です。
確実に教えて基礎を理解できたら、つぎはこの定着へむけた「数稽古」を家庭学習に取り入れるのがおすすめ。
極めて理解が進みやすく効果的な家庭学習を実践できるので、基礎理解~定着まで一連の流れで取り組ませることが有効です。
理解できたと思えばわかりやすく説明をさせてみる
さらに余裕があれば、総合的な復習として「理解度の確認」をしてみることも家庭学習のコツになります。
この理解度の確認において具体的な方法は、勉強した分野について人に教えるような感覚で一通り説明させてみること。わかりやすく説明するようであれば、その分野をしっかりと理解できていると認識すればOKです。
ただしこのときも話が前後したり、途中で解説に落ちがあって
理屈が説明しきれない場合などは再挑戦。
もういちど基礎学習から定着まで再度取り組ませて、子供が自分の中でしっかりと理解できればもう一度説明させてみるのがおすすめです。
人に説明するという理解度確認の作業において、わりとつまずいてしまう場合が多いもの。
基礎を理解できて定着もしっかり行ったと思ってもいざ説明できない場合もあるので、復習の意味としてもこの理解度確認を家庭学習に取り入れることも勉強のコツになります。
まとめ
今回は「小学生の家庭学習において算数をもっと理解させたい」という疑問に対して、私が間違いなく理解しやすいと思うおすすめ通信教育をはじめ、家庭学習における算数を理解させるコツという形で提案してきました。
小学生に算数を理解させる際、最も重要なのは「正しい順番」と「落ちのない説明」です。
これらが欠けていると、理解が難しくなります。特に説明が混乱すると、頭がこじれてしまい理解が遠のいてしまいます。
確かな説明が難しい場合は、通信教育を利用するのもおすすめです。通信教育は学習塾ほど費用がかからないのが大きなメリットであり、親にとって効果的な家庭学習の手段となります。
小学生の家庭学習で算数を強化したいと考える際には、今回の内容をぜひ参考にしてみてください。