こんにちは元塾講師TSUTOMUです。
今回は「小学生へ動画を使った勉強法について効果を知りたい」という疑問に答えます。
まずもって結論からいえば、タイトルから分かるように動画勉強法はかなりの効果が期待できます。
きっと今までの家庭学習の概念が、ガラッと大きく変わるほどの学習効果を備えているかと。
そこで私も実際に動画勉強法を体験したうえで、さらに元塾講師の経験を併せて「小学生の動画勉強法における効果」について詳しく解説します。
小学生に動画を使った勉強法3つの効果
私としては、小学生の動画勉強法にはつぎの効果が期待できると思います。
- 正しい理屈について理路整然と学びやすい
- 動きや音声によって理解アップへつなげやすい
- 動画(ビデオ型)授業であれば繰り返し視聴できる
一言で表現すれば「効率よく成績アップへつなげやすい勉強法」といえるかと。
さらに詳しく、これら3つの効果について私としての見解を解説します。
正しい理屈について理路整然と学びやすい
小学生へむけた動画勉強法において、最大のメリットともいえるのが
「正しい理屈を学べる」という効果。
たとえば参考書など紙教材を用いた勉強法では、誌面に書いてある文字を読んで解読し、さらに要点をまとめて理解するというのが一般的な流れ。
したがって厳密にいえば不正確な文字読解や、理屈の間違った理解などが発生する可能性も少なからずあります。
こうした勘違いや間違った理解を避けるという意味において「動画」は正しい理解へむけ効果的で、意味の履き違いなどを防ぐことに大きく貢献が期待できる勉強法といえます。
間違った理屈で解釈する恐れを限りなく防ぎ、正しい履修が期待できるのが「動画」による勉強法の効果。
はじめから正しく履修できるため時間効率にも優れ、より学習効果を得られやすい勉強法になると私は強く感じます。
動きや音声によって理解アップへつなげやすい
動画による解説が、より理解へつながりやすいと言われるのは
「3次元的な表現」ができるため。
とくに動きや音声による解説ができることで視覚・聴覚からも情報を得られ、2次元的な紙教材とは違って多くの5感を使って勉強できるのも大きな学習効果が期待できるポイントです。
また動画授業にはスタイルがあり、本物の講師が解説したり、アニメーションによる解説であったり。
本物の講師による解説は見慣れた学校スタイルですが、アニメーション授業授業の場合はガラッと雰囲気が異なり「動きの要素」がより強くなります。
たとえばアニメーション動画授業では黒板に書かれた内容が変化したりと、とくに図形分野など目で見て理解しやすい場合にはかなり理解しやすい授業スタイルになります。
動画授業というだけで多くの情報量によって理解しやすいといえますが、さらにアニメーション動画授業などではこのように特性を活かした解説も可能。したがって動画による勉強法は、小学生にとって極めて理解へつなげやすい学習スタイルであるといえるのではないでしょうか。
動画(ビデオ型)授業であれば繰り返し視聴できる
動画を使って家庭学習をするとき、大きなメリットといえるのが
「繰り返し視聴できる」という特性。
とくにストック型の映像授業であれば繰り返し視聴できるため、いつでも学びたい分野・単元を動画視聴できる、または苦手部分だけを集中して視聴できるといった基礎学習効果も期待できます。
一般的に動画授業が搭載された通信教育では、この「映像授業」が主流スタイル。
なかにはライブ授業などの動画スタイルもありますが、ストック型の映像授業が搭載された通信教育(デジタル教材)を選ぶことによって便利で自由な学習スタイルを実践することができます。
さらに「無学年方式」が採用された通信教育では、学年の枠を超えてより自由度が高まるといったメリットもあり。
このように動画(映像)授業では繰り返し視聴できることによる学習効果アップ、また自由な分野・単元を視聴できるため苦手対策効果なども大きく期待できる学習スタイルともいえます。
参考:もしデメリットを挙げるなら‥
私としては動画による勉強法において、とくにデメリットに
感じる部分はありません。
それでも強いて言うならば「読解能力が養いにくい」という部分で、紙教材のように自分で文字を読んで理解習得するといった行動が必要ないので、読解力を養いたいという場合には動画学習へやや不足を感じるかもしれません。
紙教材による家庭学習では、すべて自分で文字を読んで理解する必要がある。
この概念が動画学習には不足しているので、もし読解力も同時に養わせたいという場合であれば動画ではなく紙教材を利用するほうがいいのかもしれません。
したがって小学生低学年にとっては読解力を養うため紙教材のほうがいい場合もあり、小学生高学年で中学受験を目指す場合は時間的猶予も少ないため「時間効率に優れる動画学習」のほうがいいのかもしれません。
小学生の動画勉強法はこうしたデメリットも考えられるため、ぜひ同時に考慮しておくことをおすすめします。
☑ ちなみに「私がおすする動画のある通信教育」については、
もう少し下のほうで案内しています。
小学生全学年に「動画」を使った勉強法(教材)を選ぶポイント
私の実体験をもとに、小学生へ適した動画教材の選び方をまとめます。
- しっかりと理解へつながる解説であること
- 全ての単元が網羅されていること
- 余談などが少なく本質だけが解説されていること
最低でもこの3つのポイントは抑えるべきで、もし1つでも欠けていれば選ばないほうがいいかも。
さらに詳しく解説します。
しっかりと理解へつながる解説であること
小学生に動画勉強法を実践するときは、まずもって第一に「わかりやすさ」が
備わっていることが超重要です。
実際に動画授業を比較してみると細部まで実感できますが、順序正しく言い回しなどがわかりやすい動画授業、また逆に話が飛んでしまい理解しづらい動画授業が存在します。
また動画スタイルによってもわかりやすさは異なり、小学生低学年においてはアニメーション動画授業、高学年では講師による動画授業のほうがわかりやすかったりもします。
このように動画授業のスタイルをはじめ、実際の解説内容をしっかりと比較して選ぶことがポイント。
スモールステップで進む動画授業もあれば時間をかけて細かく解説するものもあったりと、実際に自分の目で確認をして動画授業を選んでみることをおすすめします。
全ての単元が網羅されていること
通信教育(教材)の方向性によって、視聴できる動画授業の範囲が異なります。
たとえば現学年しか動画視聴できない場合は、他学年の動画授業は視聴できないため
過去の復習が難しいといったことが考えられます。
また「無学年方式」によって運営されている通信教育の場合は、現学年だけではなく他学年の動画授業も自由に視聴できるため、過去の復習はもちろん苦手解消へつなげやすいといったメリットがあります。
出来る限り、少しでも多くの動画授業を視聴できる通信教材がおすすめ。
とくに過去の苦手によって現時点が解けないといった悩みも多いと思うので、しっかりと過去の復習もできる「無学年方式の通信教材」を選ぶというのが有意義な選択となります。
またいずれの通信教育においても、すべての単元が網羅されているのが好ましい姿。
優秀な通信教育はすべての単元が網羅されている傾向にあり、より高い学習効果へつなげるためにも網羅性の高い動画授業搭載の通信教育選びが効果的です。
余談などが少なく本質だけが解説されていること
私の個人的な見解となりますが、なるべく「余談が少ない動画授業」を
選ぶのがストレスなく受講できます。
いくつかの動画授業を比較して感じるのが、通信教育によって授業内容とは関係のない工夫において差が大きいということ。たとえばアニメーション動画などで講師のほかに生徒が表示されて、その生徒に教えるスタンスで動画作成されているなどの授業が存在します。
また講師が解説する動画授業においても、余談が多く本質部分の解説に良くない影響を与えている場合など。通信教育側によればより理解へつなげるための工夫ですが、実際に動画を視聴してみると邪魔になる場合もあるのでこの点においてもしっかりとチェックすることがポイントです。
もちろん余談があったほうが、よりリラックスできて学習がはかどるといった場合はこの範疇ではありません。
私の個人的な意見としては、なるべく動画授業に余談は少ないほうが勉強がはかどりやすいと感じます。
✅ ここまでの解説を踏まえて、こちらから私がすすめる動画授業搭載の通信教育を選んでみてください。
→小学生タブレット通信教育「動画授業搭載」5教科対応おすすめ教材3選
まとめ
今回は「小学生へ動画を使った勉強法について効果を知りたい」という疑問に対して、小学生に動画を使った場合に考えられる3つの効果をはじめ、より効果的な動画勉強法(教材)を選ぶポイントという形で答えてきました。
小学生における省が勉強法は、私としてはメリットが多く学習効果も高いと思っています。
文中でもお話ししたように紙教材のように「自分で文字を読んで理解する」といった行為がないため読解力教育にはやや不足ですが、正しい理屈を理路整然と学べるという点においては極めて効果的な学習スタイルかと。
とはいえ動画授業内では講師が解説するだけではなく、きちんと文字などを読んで理解する場面も用意されているもの。紙教材のように多くの文字数ではありませんが、一定の読解力教育としては意味のある学習スタイルになります。
小学生の動画勉強法における効果として、ぜひ今回の内容を参考にして家庭学習スタイルを考えてみてください。