こんにちは元塾講師TSUTOMUです。
今回は「小学生が勉強をやる気になる方法が知りたい」という疑問に答えます。
小学生時期における勉強はまだこれから‥と思っていれば間違いで、あっという間に中学生を迎えてしまいます。
また将来的な勉強の基礎をしっかり築いておくためにも、小学生の勉強は極めて重要。
もし中学受験を目指すという場合であれば、やる気が出ないといったところでモタモタしていられません。
とはいえ、そう簡単に勉強へとり組ませるのも難しいのが実際問題。
- 小学生の勉強においてやる気スイッチを入れる方法がわからない‥
- そもそも小学生の子供が勉強やる気ない‥
- 小学生へ勉強のやる気を出させるにはどうすれば‥
そんな現実問題を解消するために、ここでは「小学生へ対して勉強をやる気にさせる方法」について7つのポイントで詳しく解説します。
小学生全般において有効なやる気アップ方法になるので、低学年、高学年、男子、女子いずれにおいても良好な結果が期待できるかと思います。
小学生むけ勉強をやる気にさせる7つの方法
私としては、つぎのポイントを抑えると「やる気アップ」につながると思ってます。
- 学習スケジュールにメリハリをつける
- 1日の学習範囲・内容を明確にする
- 文字ばかりではなく「楽しさ要素」を導入する
- 明快でわかりやすい解説を導入する
- 家庭学習に「復習要素」をとり入れる
- 疑問があれば即解消を図る
- 将来の目標を明確に定める
できれば全てのポイントを、1つずつでもいいので確実に抑えていくのがおすすめ。
しっかり実践しておくと、おのずとやる気アップにつながるかと。
7つのポイントについて、さらに詳しく解説します。
やる気アップ対策①学習スケジュールにメリハリをつける
小学生における勉強のやる気アップ対策として、まずベースとなるのが「学習スケジュール」と私は思います。
学習スケジュールというのは1年間で履修する内容を、毎日の家庭学習としてスケジュール表へ落とし込むこと。さらにメリハリをつけることによって、小学生のやる気アップにつながりやすくなるという施策です。
とくに学習スケジュールで重要となるのが、しっかり「オフ日」を設けるという部分。
たとえば平日(月~金)は勉強に集中する日として、土曜日は1週間のまとめ学習など。さらに日曜日は完全オフ日とすることにより、1週間のなかでもメリハリがつくことでやる気アップへつなげやすくなります。
私がおすすめしない学習スケジュールは、まったくオフ日を設けず「曖昧」な構成となっていること。
勉強をするかしないかもハッキリとせずメリハリがなく、今日は勉強しようか休もうかといった行き当たりばったりの学習スケジュールであれば、逆に作成する意味が全くありません。
最適な学習スケジュールは「勉強」「オフ」をハッキリと切り替えられる内容であることが重要。
このメリハリがあることで勉強にも集中しやすくなり、いわゆる飴とムチ効果とでもいえばいいのか、頑張ったら休むというサイクルを明確にすることが学習スケジュールにおける1つの役目です。
もし学習スケジュールを作成していなければ、ぜひオンとオフのメリハリを意識して作ってみてください。
やる気アップ対策②1日の学習範囲・内容を明確にする
毎日の勉強内容をその都度考えている場合は、ストレスとなってやる気ダウンへつながる恐れあり。
とくに小学生では家庭学習スタイルを構築できていない場合が多く、学校から帰ってきてその日の学習内容を考えるといったスタイルをかなり見かけます。
このあいまいなスタイルはかなり悪循環で、だんだんとやる気ダウンへつながる可能性大。
したがってその日の勉強内容を考えることなく、スムーズに無駄な時間を要することなく、サッとやるべき勉強内容がわかるよう明確にしておくこともやる気アップの秘訣となります。
これを実現するためには先ほど解説した「学習スケジュール」に、毎日の勉強内容を落とし込んでおくことが極めて有意義な対策。
子供はそのスケジュールに沿って勉強をスタートできるので、ストレスフリーによる学習効果アップ、さらに勉強のやる気アップへつながっていくことが期待できます。
しっかりと細かく勉強範囲を指定できれば最高ですが、まずは取り組む単元がわかるだけでもOK。
少しずつ学習スケジュール内容を細分化していき、さらに細かな勉強内容まで明確にできればよりベストなやる気アップ対策となります。
その日の勉強内容で迷うことなく、取り組む内容がパッとわかると想像以上にやる気アップへつながります。
やる気アップ対策③文字ばかりではなく「楽しさ要素」を導入する
勉強が楽しくないという理由でやる気がなければ、文字ばかりではなく「楽しさ」の導入も効果的。
この楽しさというのは子供を遊ばせるといったことではなく、イラストが多用された教材を使用するなど、どこかに楽しさ要素が盛り込まれているという勉強方法になります。
たまに「勉強に楽しさは不要!」と力説する家庭もありますが、私は正しくない思考かと。
私自身も小学生時代は楽しくないという理由でやる気低下へつながっていましたが、あるときイラストが多用された学習教材を与えられたのがキッカケで、それからはやる気アップにつながったという経緯があります。
この楽しさ要素というのは想像以上にやる気アップへつながりやすい施策で、やってみる価値は極めて高いもの。
とくに勉強が楽しくない、文字ばかりでつまらない、といった場合に最適となるやる気アップ対策で、イラストに限らずデジタル教材のアニメーション授業を利用するなどもよい勉強方法になります。
勉強を難しく感じてしまう、もっとも大きな原因がこの文字の羅列。
どこかにホッとする要素があることで、不思議なほど急にやる気アップへつながる場合も少なくありません。
やる気アップ対策④明快でわかりやすい解説を導入する
小学生が勉強をやる気になるために、学習内容の見直しというのも重要なポイント。
とくに毎日の家庭学習を子供だけに任せて、親が放置していると起こりがちなのが「理解しきれずやる気ダウンへつながる」という状況です。
ハッキリ言いますが、完全に理解できる解説という学習スタイルはほぼありません。
学校の教科書を見ても完全理解できず学校外学習へ頼る現状からも、そうそう理解へつながる勉強方法はないかと。
市販の教材を使ったとしても完全理解は難しく、何らかの「人為的な解説」が有効な方法になります。
完全理解へつなげるための人為的な学習スタイルは、学習塾関連(とくに個別指導塾)、デジタル教材の映像授業、訪問型・オンライン型の家庭教師といったところ。
こうした人為的な解説があることで、完全理解へより近づけることが期待できると思います。
完全に理解できることでモチベーションアップにつながりやすく、勉強がスムーズに進むだけではなく、結果的にやる気アップ・楽しさの発見にもつながるかと。
もちろん親が学習サポートを行って、わかりやすく解説するというスタイルもおすすめの手段になります。
この「解説不足」についてもやる気アップを阻止する原因になると考えられるので、今一度いまの学習スタイルを見直して、効果的な解説方法を導入するのもおすすめの改善対策になると私は思います。
やる気アップ対策⑤家庭学習に「復習要素」をとり入れる
もし現時点の理解を目的としている家庭学習内容であれば、私は「過去の復習」を導入するのがおすすめかと。
復習のメリットというのは極めて大きく、予習はしなくても復習をしておけば十分。かならず前日の復習は行うようにして、週末などは1週間のまとめ復習を行うなどが、結果的にやる気アップへつながる効果的な施策になります。
復習のもっとも大きなメリットは、過去の未理解部分の解消。
理解できていなかった部分を解消できることで勉強が進むようにもなり、また過去が理解できることで現時点の学習内容においても、よりスムーズに頭へ入ってくるようになります。
わりとこの復習作業というのは、子供のやる気アップが期待できるもの。
またやる気アップ効果だけではなく成績にも直結する最善の対応策になるので、もし復習要素が不足しているようであれば、すぐにでも家庭学習へ導入することをおすすめします。
テストで点数が取れない原因も、この復習不足がおもな原因と考えられます。
なぜならテストというのは過去の理解度をチェックする施策で、まだ履修していない将来範囲はまず出題されないため。
したがって予習というのは直接的に成績へ影響を及ぼすことはほぼなく、テスト得点に直接的な影響を及ぼしより重要となるのが復習という作業になります。
結果として苦手解消により勉強がわかることで、やる気アップへつなげることが期待できます。
やる気アップ対策⑥疑問があれば即解消を図る
わりと小学生のやる気ダウンへつながるのが、この「疑問解消できない」という状況。
順調に家庭学習を進めていても、かならず疑問に感じる部分は出てくるもの。ここで重要なのが疑問の即解消という行動で、そのまま放置しているとさまざまな悪影響を及ぼすため要注意です。
たとえば疑問を感じたまま勉強を先へ進めようと思っても、その疑問点がネックとなって先へ進めることができないなど。
また疑問を抱えたままの状態はストレスになって、勉強が嫌になってしまう場合もあるため、想像以上に重大な問題へと発展してしまう場合もあります。
最適な対処法としておすすめなのが、親が学習サポートを行って疑問解消すること。
小学生レベルの疑問であれば対応可能だと思うので、できれば家庭学習をそばで見守り、疑問を感じたときにサッと解消を促すというのが最適といえる改善策です。
しかし仕事などで忙しい、サポートする時間が取れないなどであれば、外部委託がおすすめ。
たとえばデジタル教材では映像授業によって自動的に疑問解消が期待可能、オンライン指導などであれば講師が素早く疑問解消してくれるなど。
親・外部委託いずれのスタイルにおいても、疑問は即解消することがやる気アップへつながるポイントになります。
子供が疑問を抱えている状況というのは、何1つ良いことはありません。
やる気アップ対策⑦将来の目標を明確に定める
小学生のやる気アップ対策として、最後にお伝えするのが「将来の目標設定」になります。
将来の進学先(高校・大学)または就きたい仕事など、目標を明確に定めることによってやる気アップが期待できるかと。頑張って勉強をすればあこがれの職業に就けるなど、ある意味ワクワク感をもって挑めるためやる気アップへつなげやすくなります。
私のおすすめはまず就きたい仕事を決めて、そのうえで適した大学・高校を定めるという順番。
進学したい高校・大学を先日決めようとしても明確な理由が見つからないと思うので、まずは将来の仕事を明確に決めるのが話も先へ進みやすいかと思います。
この行動によって必要となる偏差値なども具体的に見えてくるので、これもやる気アップにつながる1つの要素。
たとえば将来はパイロットになりたい、キャビンアテンダントになりたいなど明確な目標が定まることは、小学生にとってやる気アップへつなげる大きな要素になるかと思います。
なるべく具体的に目標を定める、というのがポイントです。
小学生のやる気アップ対策に、7つのポイントを解説しました。
しかし中には親のサポートが必要だったりと、現状にそぐわない項目もあるかと思います。
そんな場合は、つぎで紹介する「外部委託スタイル」がおすすめです。
小学生の勉強をやる気にさせるおすすめ通信教育3選
これまで数多くの通信教育を探ってきましたが、そのなかでも「やる気アップ」におすすめなのがこれ。
- デジタル教材「すらら」
- デジタル教材「スタディサプリ」
- デジタル教材「デキタス」
いずれのデジタル教材も個性が違うため、子供との相性によって選ばれるといいかと。
ただ1ついえるのはどの教材を選んでも十分にやる気アップ効果が期待でき、しかも学習塾よりも破格な料金で済みます。
さらに詳しく、3つのおすすめ通信教育について解説します。
やる気アップにおすすめ①すらら
やる気アップ要素 |
イラスト全面の楽しいビジュアル、わかりやすい映像授業、AIシステムによる学習サポート、無学年スタイル |
小学生のやる気アップ対策として、かなり効果を期待できるのがこのデジタル教材。
文部科学大臣賞の受賞歴も去ることながら、実際に体験をして内容を探っても、理に叶った機能が豊富でやる気アップに極めて効果的です。
私が体験して感じたやる気アップ施策としては、まず目立つのが「楽しさを感じるビジュアル」という部分。
全体構成がすべてイラスト・アニメーションで構成されているため、とくに勉強を難しく感じている場合などは最適な演出になるかと。勉強に楽しさ要素を盛り込んでやる気アップを図るなら、ベストともいえるビジュアル演出となっています。
映像授業においてもアニメーション解説となっており、これも楽しさによって理解しやすい授業かと。
プロの声優が声役をしているのでどの教科も聞き取りやすく、ときには勉強だけではなくモチベーションアップにつながる声掛けなどもあるため、やる気アップにつながりやすい映像授業となっています。
AIシステムによる学習サポートも優秀で、これもやる気アップにつながる大きな要素になるかと。
とくにドリル問題で間違ったときなどは「難易度コントロール機能」が働いて、答えを見て解き直すのではなく、やや易しい内容となって再出題されるため本質部分で効果的。
こうした便利機能も小学生のやる気アップが期待できるもので、全体的にかなり適したデジタル教材であると私は思います。
☑ こちらで「すららの無料体験・詳細」をチェックできます。
→ 【元塾講師が探る】小学生タブレット通信教育「すらら」の口コミレビュー
やる気アップにおすすめ②スタディサプリ
やる気アップ要素 |
神授業講師による映像授業、授業とリンクした演習問題、無学年スタイル |
私が体験したスタディサプリの感想としては、かなり授業解説が緻密でわかりやすいかと。
神授業講師で有名なスタディサプリというだけあって解説の分かりやすさは超一流で、複雑な箇所などは多角的に「ぜったい理解させる!」という意気込みがこもっているため極めて高レベルであると私は思います。
この理解しやすい解説があるため、小学生のやる気アップも大きく期待できる映像授業。
5教科すべてを学べるデジタル教材ですが、苦手教科でもこの良質な授業解説によって、かなりやる気アップにつながりやすいと思います。
またスタディサプリは映像授業とリンクした演習問題によって、より理解へつなげやすいのが特徴。
同じ画面に映像授業・関連する演習問題が表示されるため一連の流れで学べ、理解から定着までのタイムラグがないため記憶に残りやすい家庭学習が可能です。
また無学年スタイルで小学生範囲から復習できるのもメリットで、苦手解消によりやる気アップへつなげやすいポイント。
講師の授業となりますが決して難しい雰囲気を醸すのではなく、気楽な雰囲気で詳しく解説してくれ、解説の言い回しにおいても極めて分かりやすく教えてくれるため小学生のやる気につながりやすいかと私は思います。
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→ 小学生タブレット通信教育「スタディサプリ小学生講座」の口コミレビュー
やる気アップにおすすめ③デキタス
やる気アップ要素 |
イラスト全面の楽しいビジュアル、5分程度の映像授業、さかのぼり機能 |
シンプルな構成でストレスフリー、短めの映像授業で理解しやすいデジタル教材です。
小学生のやる気アップ対策として十分効果の期待できる内容で、5分程度に収まった映像授業で要点を掴みやすく、理解度&やる気アップにつなげやすいのが特徴。
シンプルな構成だけに迷うこともなく、サクサクと学べるのが大きなメリットと私は思います。
あまり深くまで学ぶことはできないのがややデメリットにも思いますが、考え方によっては浅く広く学べるところが使いやすいかもという感じ。
とくに家庭学習を継続してこなかった小学生に適しており、全体的に幅広く理解させようと思えば最適かと思います。
操作性が優れているためストレスもなく、さらにイラストによるビジュアル面においても楽しさを感じやすく、これらの点においてもやる気アップが期待できるかと。
また「さかのぼり機能」によって学年を超越した復習もできることで、より理解&やる気につながりやすいデジタル教材です。
☑ デキタスの「無料体験・詳細」はこちらから。
→ 【元塾講師が探る】小学生の通信教育「デキタス」の口コミレビュー
小学生が勉強をやる気になる通信教育まとめ
ここまでに紹介したやる気アップ通信教育を比較一覧表でまとめます。各教材名を選択すると先ほどの解説項目へ戻ります。
教材名 | やる気アップ対策 |
すらら | イラスト全面の楽しいビジュアル、わかりやすい映像授業、無学年スタイル AIシステムによる学習サポートなど |
スタディサプリ | 神授業講師による映像授業、授業とリンクした演習問題、無学年スタイルなど |
デキタス | イラスト全面の楽しいビジュアル、5分程度の映像授業、さかのぼり機能など |
まとめ
今回は「小学生が勉強をやる気になる方法が知りたい」という疑問に対して、
といったスタイルで、過去の経験に基づいたうえで答えてきました。
小学生が勉強をやる気にならない場合は、かならず原因がどこかにあります。
まずはやる気が出ない原因をしっかりと突き止めることが重要で、さらにその原因に沿った改善策を施してよい方向へ導かなければいけません。
私が解説した7つの方法の中に、いくつかは原因が当てはまるのではないでしょうか。
小学生が勉強をやる気になるために、今回の内容をぜひお役立てください。