こんにちは元塾講師TSUTOMUです。
今回は「小学生の英検対策におすすめのタブレット学習が知りたい」という疑問に答えます。
小学生の英検学習ということで5級~最低3級まで対応できる、
優秀なタブレット学習教材をピックアップして詳しく紹介します。
私がすべて体験したうえでの判断なので、まず損をすることはないかと思います。
それぞれのタブレット学習教材ごと特徴が異なるので、ぜひ総合的に比較されたうえで選んでみてください。
小学生の英検対策におすすめタブレット学習教材3選
小学生の英検学習として、私のおすすめはつぎのタブレット学習教材です。
- 特化型タブレット学習教材「英検ネットドリル」
- 5教科+英検を学べるタブレット学習教材「すらら」
- 英検対策+スピーキングも可能「進研ゼミ」
私の個人的な感想ですが、ここでは「おすすめ順」として掲載しています。
とはいえ特徴の違いなどもあるので、全体的に判断されると選び方において失敗が少なくなると思います。
特化型タブレット学習教材「英検ネットドリル」
英検対応級 | 学べる範囲 | 苦手対策 |
5級~準1級 | 1次筆記試験、2次面接試験 | 弱点チェック (AIシステム) |
この「英検ネットドリル」は私のイチオシで、英検学習の専門的なタブレット学習教材になります。
小学生の英検対策のみに集中するのであれば最適といえる内容で、英検対応級も幅広く、また1次筆記試験~2次面接対策までしっかりと学ぶことができます。
1次筆記試験への対応力はいうまでもなく、旺文社の英検教材をデジタル化した構成でかなり優秀。
旺文社の英検教材というのはナンバーワンと評判高いですが、これが数種類も入っているため極めてわかりやすく理解へつなげやすい内容となっています。
また英検1次筆記対策だけではなく、英検2次面接対策もできるのが大きな特徴。
英会話レッスンまではできませんが英検2次面接における、本番さながらの学習としては極めて有効。AIシステムによる「バーチャル試験官」が面接本番と同じ流れで出題し、さらに過去の実際出題されたABカードを選んで対策できるため、これ以上なくわかりやすい英検の面接対策ができます。
したがって小学生で英検3級以上をめざすという場合にも適しており、かなり効果的な英検学習が可能。
しかも「弱点チェック」という部分に苦手問題がすべて自動保存されるため、まとめて苦手対策が出来るという仕組みになっています。
小学生の英検対策において、どう考えても「極めておすすめ」と言わざるを得ないタブレット学習教材です。
☑ 英検ネットドリルは私のイチオシ教材。こちらから詳しいレビューが見れます。
→ 小学生タブレット通信教育「英検ネットドリル」の口コミレビュー
英検+5教科を学べるタブレット学習教材「すらら」
英検対応級 | 学べる範囲 | 苦手対策 |
5級~3級 (小学生版の場合) | 1次筆記試験 | つまずき診断機能 (AIシステム) |
英検対策だけではなく、5教科も総合的に学ばせたい場合におすすめのタブレット学習教材です。
文部科学大臣賞の受賞歴もあるこの「すらら」は、映像授業と豊富なドリル問題によって英検を学習できるというスタイル。したがって英検の基礎的な理解はもちろん、しっかりと定着まで期待できるといってもいい内容になります。
英検対策として専用コンテンツが用意されているため、スムーズに英検学習を始めることが可能。
とくに複雑な英語単元においてもスモールステップで進む映像授業によって、かなり理解へつなげやすいのが大きな特徴かと私は感じます。
英検カリキュラムでは英語長文をはじめ、英語文法においても徹底的に学ぶことができるかと。
また発音などにおいても実際に映像授業でヒアリングできたりと、市販教材と違い「視覚」「聴覚」を使って英検学習を履修できるため、小学生にとってわかりやすい英検対策になると強く感じます。
英検対策以外にも5教科を総合的に学べるというスタイルなので、もしかするとコンテンツの弱さを想像されるかもしれません。
しかし実際に体験してみると想像とはまったく異なる、というのが私の正直な感想。英検対策、5教科いずれにおいても単元が細分化され、かなり細かな部分までしっかりと深堀りができる構成となっています。
このあたりを見ると、さすが文部科学大臣賞の実績だけ効果はあるかと。
ただし2次面接対策や英会話レッスンはできないので、この点だけは注意が必要になります。
苦手対策としてもAIシステムによる「つまずき診断」などかなり充実しており、しっかりと落ちのない英検学習が期待できるタブレット学習教材と感じます。
もし英検だけではなく5教科全般もすべて学ばせたい、という場合には最適といえる選択になります。
☑ すららの詳しい体験レビューはこちら。
英検対策+スピーキングも可能「進研ゼミ」
英検対応級 | 学べる範囲 | 苦手対策 |
5級~3級 | 1次筆記試験、2次面接対策(有料) | 赤ペン先生 (添削指導) |
小学生の英検対策として、スピーキング練習もできるのがこの進研ゼミです。
AIシステムによる自動スピーキング練習が搭載されているため、英検における英会話レッスンとして一応は有効。ただし浅く広くといったレッスンとなるため大きく期待はできませんが、英会話初心者においてはそこそこ効果的なレッスンが出来るかと思います。
そうではなく、より深く英検2次面接へつながるような「本番さながら」の英会話レッスンを行いたい場合。
このときは進研ゼミのChallenge Englishに付属の無料AIレッスンではなく、オンラインスピーキング(別途有料)を利用することが必須。このオンラインスピーキングには検定攻略コースや英検対策レッスンが用意されており、これはかなり効果的な英検面接対策が可能です。
進研ゼミの苦手対策としては、おもに赤ペン先生がサポート担当。
いわゆる添削指導によるサポートとなるためタイムラグは感じますが、英検対策における応用問題の疑問点などは、この添削指導で理解しやすくなるかと思います。
また英検学習における、ちょっとした疑問点はチャット形式で赤ペン先生へ質問が可能。
わりとこのサポート体制において、進研ゼミは力を入れているのが特徴です。
英検対策と5教科を学べるタブレット学習教材として、この進研ゼミもけっこうおすすめと私は感じます。
☑ 進研ゼミの辛口レビューはこちら。
→ 小学生タブレット通信教育「進研ゼミ小学生講座」口コミレビュー
小学生における英検対策タブレット学習教材の比較
ここまでに紹介してきた英検タブレット学習教材を、比較一覧表で示します。
それぞれの教材名をクリックすることで、先ほどの各教材における詳しい解説へ戻ります。
教材名 | 英検対応級 | 学べる範囲 | 苦手対策 |
英検ネットドリル | 5級~準1級 | 1次筆記試験 2次面接試験 | 弱点チェック (AIシステム) |
すらら | 5級~3級 | 1次筆記試験 | つまずき診断機能 (AIシステム) |
進研ゼミ | 5級~3級 | 1次筆記試験 2次面接対策(有料) | 赤ペン先生 |
ただしいずれのタブレット学習教材も、英検対策において「不足」があります。
- 英検ネットドリル‥英会話レッスン
- すらら‥英会話レッスン、2次面接対策
- 進研ゼミ‥無料のみ利用であれば英会話レッスン、2次面接対策
したがって小学生が英検3級以上を受験する場合は、これら不足分を補う必要があります。
もし英検4~5級だけでいいという場合は、搭載されるコンテンツで十分な効果が期待できるため考える必要はありません。
そこでこの不足分を補うために必要な、英会話レッスンを中心としたタブレット学習教材を紹介します。
小学生の英検3級以上におすすめタブレット英会話学習
私としてはつぎのタブレット学習教材により、英検3級以上へしっかり対応できると感じます。
- 英検2次対策あり「学研Kimini英会話」
- 完全バイリンガル講師で英検対策「グローバルクラウン(GLOBAL CROWN)」
- 講師をスキルから選んで英検学習「ハッチリンクジュニア」
いずれも英会話レッスンに特化しており、さらに英検2次面接対策にも対応しているためおすすめ。
より詳しく、これら英検対策に欠かせないといえるタブレット学習教材を解説します。
学研Kimini英会話
講師の国籍 | 英検2次試験対策 | 最多レッスン回数 |
フィリピン | あり | 毎日 |
英検2次試験対策をボリューミーな無料テキストで学べ、しかも費用が安く、数少ない毎日レッスンが特徴です。
私としてはかなりおすすめと感じているオンライン英会話で、もちろんタブレットを使用して英検2次試験対策をしっかりと学ぶことができます。
英検2次試験対策における無料テキストもかなり豊富に揃っており、どう見て文句なし。
一般的に英会話レッスンで使用するテキストは購入となるので、この無料テキストという点だけを見てもかなり優秀に感じるかと思います。
また優れているのはテキストだけではなく、各講座ごとに「復習」「予習」の映像授業が用意されている点もメリットのひとつ。
事前にレッスン内容をチェックしたり、レッスン後の復習に使えたりと、けっこう役立つコンテンツが備わっています。
フィリピン人講師といってもまったく日本語が通じないのではなく、浅く広くであればだいたいOK。
この講師の対応力というのもさすが学研といえる充実度で、かなりの研修を積んだうえで講師として教えているといった情報も見かけました。
英検対策以外にも小学生英会話を学ぶことが可能で、総合的な英会話レッスンができるのも特徴。
1次筆記対策のできるタブレット学習教材と合わせると、すべての英検対策を効率よく、そして効果的に学ぶことが期待できます。
私としては、超おすすめといえる小学生におすすめのオンライン英会話です。
☑ 私は英検2次対策として、どう考えても超おすすめと思います。
→ 小学生の通信教育「学研kimini英会話」の口コミレビュー
グローバルクラウン(GLOBAL CROWN)
講師の国籍 | 英検2次試験対策 | 最多レッスン回数 |
おもに日本 | あり | 週1回 |
子供専門のオンライン英会話で、3~12歳のみへ対応しています。
より日本語が通じてほしいという場合におすすめのオンライン英会話で、すべての講師がバイリンガルなため、日本語と英語においてはネイティブレベルの能力を有しているのが特徴です。
といっても日本語を率先して使った英会話レッスンではなく、基本は英語を使用。
このようなスタイルのため日本語が通じることで甘えてしまうことなく、しっかりと英会話を中心としたレッスンで学ぶことができるのは良い点かなと思います。
英検専用コースはありませんが、CEFRや学習指導要領といった基準に基づく授業スタイル。
英語4技能を順番に学んでいくことで自然と英会話レッスンとなるため、英検だけではなく学校の英会話対策も同時に行えるといった受講システムになっています。
英会話レッスン回数としてはやや少なめですが、毎日となると難しい場合には適した回数かなと。
バイリンガル講師で質問しやすい、という点がもっとも大きなメリットといえます。
☑ こちらで詳しい体験レビューを紹介しています。
→ オンライン英会話「グローバルクラウン(GLOBAL CROWN)」の口コミレビュー
ハッチリンクジュニア
講師の国籍 | 英検2次試験対策 | 最多レッスン回数 |
フィリピン | あり | ほぼ毎日 |
国際バカロレア認定校の「アオバインターナショナルスクール」などを運営している会社です。
したがって英会話レッスンのクオリティにはかなりの定評があり、長い歴史とともに安心感をもって学べるのが大きな特徴になります。
オリジナルの無料英語教材も用意されており、コスパ的にもかなり優秀。
さらに家族や兄弟でレッスンを分けられるため、小学生の英検対策だけではなく幅広く、しかも効率的な使い方ができるのも魅力の1つです。
英検対策としての専用コース設定などはなく、一般的な英会話学習のなかから派生的に適したレッスンが行われるスタイル。したがって英検専用コースを希望する場合はやや使いづらいかもしませんが、英検対策における自由度の高さという点においては逆に便利かと思います。
講師は担任制ではなく、毎回ごとに選んで受講するスタイル。
したがっていつも決まった講師を選択できるといった確実性はありませんが、レッスン情報はすべての講師に共有されており、きちんと引継ぎされているため不安に思うことはありません。
講師選択については細かくスキルを確認できるので、希望から大きく外れるということは少ないかと思います。
☑ さらに詳しい内容はこちらのレビューで。
小学生の英検3級以上におすすめタブレット学習比較
ここまでに紹介したオンライン英会話を、比較一覧表で示します。
各教材名をクリックすると、先ほどの詳しい解説項目へジャンプします。
教材名 | 講師の国籍 | 英検2次試験対策 | 最多レッスン回数 |
学研Kimini英会話 | フィリピン | あり | 毎日 |
グローバルクラウン | おもに日本 | あり | 週1回 |
ハッチリンクジュニア | フィリピン | あり | ほぼ毎日 |
ほかにもオンライン英会話は複数ありますが、その中でもとくに私が「おすすめ」と感じる3選です。
英検2次試験対策における施策については大きく異ならず、とくに「レッスン回数」へ着目して考えられるのもいいかなと。
この3選でも、英検2次試験対策のコースが明確に打ち出されているのが 学研Kimini英会話 です。
小学生の英検対策にタブレット学習を選ぶポイント
ここでは英検対策(1次筆記試験)へむけ、タブレット学習教材を選ぶポイントを解説します。
私がとくに重要と感じるポイントは以下の通り。
- 最終的な理解までたどり着きやすい
- 英検の疑問点において「苦手対策」がしっかりできる
- 英検の出題傾向に沿った問題へ取り組める
すべてのポイントを抑えることによって、より効果的でクオリティの高い教材選びができます。
さらに、これらポイントについて詳しく解説します。
最終的な理解までたどり着きやすい
小学生の英検対策としてタブレット学習教材を選ぶとき、もっとも重要といえるのが「徹底理解」です。
いくらビジュアル面が楽しそうな雰囲気であっても、操作性に優れて使い勝手が良くても、結局のところしっかりと理解できなければそのタブレット学習教材を選ぶ価値はありません。
まず目標とするのが「英検の徹底対策」になるので、しっかりと理解できることがポイントです。
さらに理解しやすいだけではなく、最終的な部分まで到達できること。
たとえば英語長文への理解が中途半端で終わらず、単元が細かく区切られており、そのうえで詳しく解説があるといったタブレット学習教材を選ぶことが英検対策として重要なポイントになります。
まずはこの「最終理解への到達」について、しっかりと探ったうえで選ぶのがおすすめです。
英検の疑問点において「苦手対策」がしっかりできる
小学生の英検対策において、理解できたうえに「苦手解消」にもしっかり取り組めることも重要。
たとえば演習問題を解いてミスをした場合、AIシステムが自動的に未理解箇所と判断してストック機能が働くなど。ミスをした部分については完全な正解へ近づけるための工夫、というのも英検対策におけるタブレット学習教材選びの大切なポイントです。
この苦手対策における工夫というのは、わりと各教材ごとに異なるもの。
もっとも多いスタイルがAIシステムによる苦手対策をはじめ、教材ごとにさまざまな苦手対策が導入されているので、できれば無料体験などによって徹底的に探っておくことも大事なポイントになります。
わりとこの苦手対策というのは、小学生の英検対策においてポイントになる部分。
とくに英語学習というのは積み上げ学習ともいわれるほどで、過去の苦手があるとまずもって勉強が先へ進まない。また放置しておくと苦手が積みあがり悪循環へ陥るといった特性があるため、できる限り素早く苦手解消できる工夫がほしいところです。
この疑問点をしっかりと「苦手解消」のできるタブレット学習教材を選ぶことも重要なポイントです。
英検の出題傾向に沿った問題へ取り組める
できる限り「英検本番」に沿った、過去に出題された問題ベースとなった構成が好ましいポイント。
この英検出題内容との一致率、についても要チェックです。
英検対策のできるタブレット学習教材というのは、大きく「英検対策専門コンテンツ」「一般英語コンテンツ」といった2つのスタイルにより構成されるもの。
- 英検専門コンテンツ‥英検に特化した教材、または英検用の演習問題で構成される。
- 一般英語コンテンツ‥一般的な英語学習から英検対策が構成される。
つまり、より英検の演習問題として効果的といえるのが「英検専門コンテンツ」が搭載されたタブレット学習教材です。
一般英語コンテンツが英検対策として流用されがちなのが、5教科を学べるタブレット学習教材。この場合は小学校で履修する演習問題が中心となっており、より適した単元が用いられるため最適であるとは決していえません。
とはいえ一般英語コンテンツが流用されるタブレット学習教材でも、しっかりと英検における適した問題がピックアップされることもあり。最終的には英検の演習問題をチェックして、いかに効果的な出題であるかについて探ってみるのがおすすめです。
英検専門コンテンツはもとより、5教科タブレット学習教材でも過去の出題された英検問題がベースとなっている、などが有意義といえるタブレット学習教材です。
まとめ
今回は「小学生の英検対策におすすめのタブレット学習が知りたい」という疑問に対して、
という形をもって、私なりのスタイルで答えてきました。
今回の内容を実践することで小学生にかなり効果的な、英検対策タブレット学習教材が見つかると思います。
小学生の英検対策(学習)というのは、私は極めて大きなポイントになるかと。
これから将来的にさまざまな資格関連と向き合っていく中で、小学生の時期からしっかりと、より有意義な資格対策を実践しておくことは大きな意味を持つのではと感じます。
とくに小学生の資格対策というのは、将来においても極めて重要。
今回の内容を参考にして、ぜひ小学生に充実した英検対策をとり組ませてください。