こんにちは元塾講師TSUTOMUです。
今回は「小学生の先取り学習におすすめのタブレット学習教材が知りたい」という疑問に答えます。
まず初めに重要ポイントから言いますが、タブレット学習教材で先取り学習をするには無学年方式が採用されていなければいけません。
この無学年方式というのは現学年だけではなく、他学年の範囲も自由に学べるという仕組み。
したがってここでは無学年方式により先取り学習可能で、しかも超優秀な構成のタブレット教材を厳選してピックアップします。
小学生が先取りできるタブレット学習教材3選
私が間違いなくおすすめと感じるのが、つぎのタブレット学習教材です。
- 完璧に先取り学習ができる「すらら」
- 小学4年生の先取りにおすすめ「スタディサプリ」
- 先取り機能が充実している「デキタス」
いずれのタブレット学習教材においても、私自身がしっかりと精査済み。
自分自身の目でチェックして「先取り部分」はもちろん、
総合的に充実度の高さを比較して選んでいます。
さらに3つのタブレット学習教材について詳しく解説します。
先取り学習おすすめタブレット学習教材「すらら」
先取り範囲 | 理解しやすさ | 定着への期待度 |
小学生~中学生全般 | 映像授業(アニメ) | ドリル機能、AIサポート |
小学生の先取り学習において、もっとも履修可能範囲が広く
おすすめタブレット教材がこの「すらら」です。
すららは全面的に「無学年方式」を謳っていることもあって、先取り学習はもちろん徹底復習までしっかり取り組めるのが大きな特徴。
先取り学習については中学生範囲まで学べるため、中学受験へむけた対策としてもおすすめです。
また小学生の先取り学習でもっとも苦労するのが「理解」ですが、スモールステップで進むアニメーション授業によってわかりやすく学べるのもメリット。
さらに基礎知識を得たあとはドリル機能によって数稽古ができるので、
しっかりと定着を図ることも可能です。
ドリル機能で問題を解いているとき、間違った場合はAIシステムのサポートあり。
このAIシステムによる学習サポートでは「つまずき診断機能」などが搭載され、ミスをした問題から根本的な原因となる単元が表示されたりと、本質的につまずき解消を期待できる工夫が盛り込まれています。
したがって小学生の先取りにおいて、理解しやすく定着へもつなげやすい超優秀なデジタル教材。
もし先取り学習としての教材選びに迷ったら、まず選んでおいて損のないデジタル教材になるかと私は強く思います。
✅ こちらで詳しいレビューをご覧いただけます。
【元塾講師が探る】小学生タブレット通信教育「すらら」の口コミレビュー
先取り学習おすすめタブレット学習教材「スタディサプリ」
先取り範囲 | 理解しやすさ | 定着への期待度 |
小学4年生~中学生全般 | 映像授業(講師) | 豊富な演習問題 |
リクルートが運営する人気デジタル教材で、基本的に無学年方式となり
中学生範囲まで先取り学習ができます。
私自身かなり優秀と感じているのがこのスタディサプリで、とくに神授業で有名な講師陣による映像授業は極めて秀逸。たぶんスタディサプリの映像授業をいちど見てしまうと、わかりやす過ぎてこの教材を選びたくなってしまうかと。
ただスタディサプリは中学生範囲まで先取り学習をできますが、小学生範囲は4年生以上となっているためやや気になるところ。
本当ならこのスタディサプリを第一候補として挙げたいのですが、そうした理由から
2番手に持ってくるしかなかったというのが正直な私の感想です。
とはいえその点を省けば、総合的にかなり優秀なデジタル教材。
神授業講師の説明がわかりやすいのはもとより、桁違いにとんでもなく豊富な確認テキストが用意されており、1つの単元をしっかりと細分化・深堀りをして定着を図れるのも大きなメリットになります。
とくに映像授業のクオリティが高く、中学受験へむけた基礎学習としては極めて効果的。
小学4年生範囲~中学生範囲をすべて先取り学習できるので、この範囲内でOKということであれば極めておすすめといえるデジタル教材になります。
✅ こちらでスタディサプリの詳細をチェックできます。
小学生タブレット通信教育「スタディサプリ小学生講座」の口コミレビュー
先取り学習おすすめタブレット学習教材「デキタス」
先取り範囲 | 理解しやすさ | 定着への期待度 |
小学生~中学生全般 | 映像授業(アニメ) | 段階的なドリル機能 |
デキタスは現学年のみ学べるスタイルですが「先取り学習機能」を
使うことでしっかりと予習ができます。
私が初めにこのデキタスを体験したときは、現時点の学年しか学べないためそこまで興味を持っていませんでした。しかし操作をしているうちに「先取り学習機能」の使い勝手の良さがわかり、これは小学生の先取りにもおすすめであると分かった次第です。
デキタスで先取り学習をするには、学びたい単元を選ぶときに「関連する前後の単元」が表示されるので、そのボタンをクリックすることで可能。
このとき各単元に「さかのぼり学習」「先取り学習」と表示されるので、
見ればすぐにわかると思います。
この先取り学習機能というのは1つ先の関連単元へ飛べるだけではなく、いくつでも学年の枠を超えてジャンプできるのが特徴。したがってこの機能を駆使することで、小学生でも中学生範囲まで先取り学習へとり組むことが可能となります。
やや一般的ではない先取り学習方法となりますが、内容的には十分に問題なく使えるため心配不要。
先取り学習で選んだ単元においても映像授業やドリル問題で確認できるので、理解や定着といった家庭学習のポイントはしっかりと抑えることができます。
ただ1つだけ気になる部分をいえば、映像授業が5分程度に収まっているため深堀は難しいということ。
またドリル問題においても浅く広くといった出題になるため、小学生の基礎的な学習に向いているという傾向が見受けられます。
したがって中学受験にむけた家庭学習としてはやや不足感がありますが、基礎部分をしっかりと理解するには必要十分。中学受験向きというよりも、デキタスは一般的な小学生の家庭学習向き、というのが私の正直な感想になります。
ただし家庭学習として必要な機能は揃っているので、先取り学習とともに使いやすいデジタル教材かと思います。
✅ 私がデキタスを体験したときの詳しいレビューはこちら。
【元塾講師が探る】小学生の通信教育「デキタス」の口コミレビュー
小学生へタブレット学習教材を選ぶ先取り以外のポイント
小学生が先取り学習できるタブレット学習教材を選ぶとき、ほかにもチェックすべきポイントは次の3つ。
- 映像授業がわかりやすく理解へつながること
- 豊富な問題数があり定着が期待できること
- 先取り学習における不明点をすぐに解消できること
この3つのポイントもデジタル教材選びにおいて重要で、1つでも欠けてしまうと効果は半減してしまいます。
したがってこれら3つの要素もすべて備わっていることが大切。
さらに詳しく、デジタル教材選びの重要ポイント3つについて解説します。
映像授業がわかりやすく理解へつながること
小学生が先取り学習を的確に進めるには、最低でも「理解できる授業」が必須といえます。
デジタル教材選びにおいてはこの映像授業のクオリティが大きなポイントで、わかりやすく理解へつながる授業解説であることが大切。
まずもってこの部分がずれてしまうと、思うように先取り学習が進まないため要チェックです。
映像授業というのはデジタル教材によって性質などが異なり、とにかく詳しく伝えよう!と解説する授業もあれば、表面的なポイントをサラッと解説授業あったりと千差万別。
私がすすめる授業スタイルは「とにかく伝えるぞ!」という、
強い意気込みを感じられるような解説になります。
また映像授業におけるチェックポイントとして、正しく順番通りの解説というのも重要。
話が前後することなくしっかりと逆算から構成された授業であれば、より理解しやすくわかりやすい先取り学習を期待できます。
したがって小学生の先取り学習としてデジタル教材を選ぶときは、この「わかりやすさ」というのは最低でも行っておくべき要チェックポイントになります。
豊富な問題数があり定着が期待できること
小学生が先取り学習をするときは、理解できることと同時に「定着」へつながる工夫もポイントになります。
この定着をより確実に行うために必須となるのが、できる限り多くの問題数が備わっていること。少しでもボリュームのある演習問題が搭載されていることによって、より確実性の高い定着を図ることができます。
デジタル教材に搭載される問題数というのも教材ごとに異なり、少ない場合は数百程度、多ければ1万以上の問題数となっているため雲泥の差があるもの。
したがって先取り学習をより確実に行うためにも、この問題数についても
徹底チェックすることがおすすめです。
問題が多ければいいというものではないと考える人もいますが、私の場合は「多いほど良い」という考え。なぜなら同じ単元からの出題でも角度が異なれば全然違った思考力が必要となるため。
デジタル学習教材によって掲載問題数は大きく異なるので、この点についても要チェックです。
先取り学習における不明点をすぐに解消できること
小学生の先取り学習において、わりと重要ポイントになるのが「問題解消」です。
この問題解消というのは子供が疑問に感じた時、いかに即対応できるかという部分。疑問はその場で素早く解消することが必至で、時間が経過するほど勉強が先に進まない、疑問がより大きく膨らむ、といったデメリットになるため即解消が基本になります。
とくに小学生の先取り学習では、この疑問を感じたときの即解消は超重要なポイント。
デジタル教材を選ぶときには疑問解消能力として「サポート性」を詳しくチェックすることが大切で、できる限り即解消できるデジタル教材ほどおすすめと考えることができます。
このサポート性を具体的にいえば、AIシステムによる学習サポート、塾講師による直接サポートなど、デジタル教材によってスタイルはさまざま。
いずれのサポートでも構いませんが、すぐに疑問解消へつなげやすいのがAIシステムによる学習サポートです。
小学生の先取り学習をより確実にするためにも、この疑問解消能力についても要チェックです。
まとめ
今回は「小学生の先取り学習におすすめのタブレット学習教材が知りたい」という疑問に対して、
といった形で、私なりの解答を示してきました。
重要なことなので最後に言っておきますが、デジタル学習教材で先取り学習をするには「無学年方式」が採用されていること。
この無学年方式というスタイルが採用されていることで、
初めて先取り学習・さかのぼり学習ができます。
もし無学年方式が搭載されていないデジタル学習教材を選んでしまうと、いまの学年しか学べないため先取り学習はまったくできません。
したがってこの点については、しっかりとチェックして選んでください。
小学生の先取り学習ができるデジタル学習教材選びとして、今回の内容をぜひお役立てください。