小学生のタブレット通信教育に「無学年制」というのを見ることがあります。
まるっきり意味がわからない‥
という方に向けて「無学年制」とはどういうものか、また実際に無学年制(無段階)を取り入れている教材にはどんなものがあるか詳しくお伝えしていきます。
小学生の通信教育「無学年制(無段階)」とは?
まず小学生タブレット通信教育の「無学年制」とは?について。
タブレット学習のできる教材で”無学年制だから先取りがしやすい!”などと書いてあったりしますが、つまり学年の枠で考えるのではなく「分野の流れ」を基準としたカリキュラムのことを指します。
一般的な”学年制”のタブレット教材では、今の学年の範囲を勉強できる。
これが「無学年制」になると、学年の枠を通り越して勉強ができるということ。
したがってよく”先取り学習ができる”といった言葉が書いてあるんですね。
最近のタブレット教材はこの「無学年制」の方式をとっているものも増えてきており、それに対する口コミ評判は賛否両論。
学年の枠があったほうが学校とリンクしてわかりやすい!
という意見もあるので、イチガイに「無学年制」のほうがいい!というわけにはいきません。
ただし”さかのぼり学習””先取り”をするには「無学年制」は持ってこいのスタイルです。
小学生の通信教育「無学年制」のメリット
この「無学年制」のメリットというは、なんといっても”自由度の高さ”です。
学年の枠に捉われていないため、いくらでも前後の勉強ができてしまう部分がもっともメリット。
それがしたくて無学年制のタブレット教材を選ぶ、そんな家庭も見かけます。
また無学年制によってこんなメリットもあります。
「関連した単元がわかりやすいので”つまずき”を見つけやすくなる」
とくに積み上げ学習といわれる国語、算数、英語の3教科については、カテゴリーごとにずっと積み上がっていくもの。
それを学年の枠ではなく分野として考えることによって、いち早いつまずき解消につながることもあります。
これも「無学年制」の大きなメリットのひとつといえます。
ほかに「無学年制」のメリットとしては、子供が頭の中で統一して考えやすいということ。
同じ流れのままその単元に関連した勉強ができることで、頭の中が整理しやすいなどのメリットも持っているスタイルです。
学年制と「無学年制」でどっちのほうが勉強しやすいか?
これについては今までの勉強スタイルにも大きく関わってくるものです。
小学生の通信教育「無学年制」に対応したおすすめ教材
では「無学年制」に対応している小学生タブレット通信教育をピックアップしてみようと思います。
無学年学習のタブレット教材を考えるときには、つぎの2つのパターンがあります。
- 無学年制と表示してある教材‥完全な無学年制タブレット学習教材
- 学年制でも複数学年を勉強できる‥準無学年制タブレット学習教材
これら2つの条件に該当する、小学生タブレット学習教材をピックアップしました。
「完全な無学年学習」のタブレット学習教材
「すらら」
この画像からもわかる通り「完全な無学年制」のタブレット学習教材です。
小学生の範囲(小学1年~6年生)はもちろん、中学生の範囲まで取り組めるため先取り学習にもおすすめのタブレット学習教材。
実際に私の子供にも家庭学習として使っていますが、学年の枠がないのでスムーズな勉強に役立っています。
たとえば「小学5年生の分数」を解けないという場合は、このように「小学4年生の分数」へ戻って勉強できます。
とくに小学生の算数・国語・英語というのは積み上げ学習のため、基礎理解ができていないとずっとわからない状態が続きます。
そんなずっとわからない状態が続かないよう、原因となる学年(単元)を自由に勉強できるのが大きな特徴。
苦手(つまずき)の根本的な原因解消につながるため、極めて効率よく「本質の最終理解」へつなげることが期待できる完全無学年制タブレット学習教材です。
とくに勉強が苦手という場合は、いきなり勉強しても前段階の理解が抜けているせいで学習継続できないということはないでしょうか。
しかも「理解の抜け」を見つけ出すのは至難の業ですが、すららのAIシステムはわかりやすくサポートしてくれます。
すらら公式サイトへのリンクや、さらに詳しい内容をこちらで紹介しています。
「準無学年制」のタブレット学習教材
「デキタス」
このデキタスは完全ではなく「準無学年制」のタブレット学習教材です。
基本的に一般的な「学年制」のタブレット教材ですが、デキタスの特徴でもある「さかのぼり・先取り学習機能」を使うことで準無学年制として取り組めます。
私の子供にもこのデキタスを利用していた時期があります。
デキタスは契約した学年内の単元を選び学習していきますが、すべてにおいて「さかのぼり・先取り機能」を利用できます。
この機能を使うことによって「1つ前の単元」に戻って勉強でき、学年関係なくしかも制限がないのでどこまでも原因追求することが可能となります。
さかのぼり学習の逆パターンで、先取り学習についても然り。
したがって完全な無学年学習ではありませんが、この「さかのぼり・先取り機能」を使うことで準無学年制タブレット学習教材として利用できます。
デキタス公式サイトへのリンクや、さらに詳しい内容をこちらで紹介しています。
まとめ
現在のところ「無学年制」で勉強できるタブレット学習教材には、この2つ以外にありません。
ほかにもスタディサプリ、スマイルゼミ、Z会タブレット学習、進研ゼミなども詳しく探ってみましたが、いずれも無学年学習ではなく学年制になります。
最後に「無学年制タブレット学習教材」がおすすめな家庭についてまとめてみます。
メモ
- 国語・算数・英語をなかなか理解することができない。
- 学校の勉強ではあちこちに飛ぶのでわかりにくい。
- 今までに”つまずき解消”でいい方法が見つからなかった。
- 関連した単元の流れが”前後”でよくわかれば理解につながると思う。
- 飛び級で勉強させたいと考えている。
この中で1つでも当てはまれば、この「無学年制タブレット学習教材」の利用はおすすめです。
今の悩みが解消できる選択になるはずです。
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