元塾講師をしていたTSUTOMUです。今回は契約後に後悔しない
「オンライン家庭教師の選び方」について徹底解説します。
オンライン家庭教師というのは選び方によって差が激しく、学習効果や家計面で雲泥の違いが生じるジャンルです。
だってキャッチコピーを見ると、いかにも危険な香りがしますよね?
私も塾講師時代に「選び方によっては危険なジャンル」という認識をもっていたのが正直なところで、どうやって危険を回避して健全なオンライン家庭教師を選べばいいのかずっと考えていました。
小学生の通信教育をいろいろと探ってきましたが、その中にもオンライン家庭教師が含まれます。
オンライン家庭教師を10社以上探ってきた知識を活かして、危険を回避し極めて安全性の高い会社選びができるよう「最低でもチェックしたい5つのポイント」をまとめました。
私がお伝えできること
情報共有が容易な「機材」であること
情報の円滑な共有は、「機材」が容易に利用できることにかかっています。
オンライン家庭教師において、最も重要な要素の一つは「機材」であり、スムーズな情報共有ができるほど、学習の効果が向上します。
オンライン家庭教師の機材には、大きく分けて2つのパターンが存在します。
- 旧式:2つのカメラ(顔用と手元用)を使用して情報共有を行うスタイル。
- 最新式:1つのカメラ(顔用)を使用して情報共有を行うスタイル。
よりスムーズな情報共有が可能なのは、文字通り「最新式」の機材です。
これらの2つのパターンは、書き込む内容が物理的またはデジタル的に異なります。旧式では手元を映す一方で、最新式では共有システムを通じて画面表示されるノートに書き込むことが一般的です。
端末画面に映し出される映像も異なります。
- 旧式:4つの画面(顔×2、手元×2)
- 最新式:2つの画面(顔のみ)+共有ノート
旧式では、お互いの手元を同時に映し出すよりも、一方の手元を大きく拡大して表示させることが一般的です。これは、旧式が「一方的な情報」を発信するスタイルであると言えます。
したがって、旧式スタイルでは1つのノートに双方向から書き込むことはできません。
一方で、最新式では、画面表示される共有ノートに双方向から書き込むことが可能です。これにより、子供が書いた内容に対して講師がリアルタイムで手直しを行うことができ、非常にスムーズな情報共有が可能となります。
したがって、オンライン家庭教師を選ぶ際には、スムーズな情報共有を実現できるように、「最新式」の機材が使用されているプロバイダーを選択することが推奨されます。
高額販売ではなく自由に選べる「教材」であること
もっともトラブルが多い傾向にあるのがオンライン家庭教師の「教材」で、極めて入念にチェックしておくことが失敗しない選び方として求められます。
「オンライン家庭教師で高額教材を購入させられた‥」
こんなトラブルをよく耳にすると思いますが、この教材による失敗を防ぐための対策が必要です。
オンライン家庭教師の教材についてはこの2パターンがあります。
- 自由な教材スタイル‥自宅にあるテキストなど自由になんでも使って指導が受けられる。
- 販売による教材スタイル‥販売されている教材を購入して指導を受ける。
オンライン家庭教師によってこの2パターンの組み合わせが異なり、さらに「自由のみ」「自由+販売」「販売のみ」という部分をチェックする必要があります。
ここで注意すべきが「販売のみ」という教材形式の場合。
教材が「販売のみ」というオンライン家庭教師であれば、そのほとんどは高額な金額が設定されていると考えていいほど。
もちろん正当な会社もありますが、内容がスカスカなのに値段が高いという悪質な会社がとても多い。
この高額な教材販売のみという形式をとっている悪質な会社は、私達の「教材選びも相談したい」という悩みにつけこんで内容の伴わない教材をすすめてきます。
自分で教材内容をチェックすることが、もっとも効果的で重要な防御策。
したがって「自由」「販売」いずれにおいても、教材を自分で選ぶための知識をもっておくことが大切になります。
オンライン家庭教師の教材でいちばん注意すべきポイントが「販売のみ」という形式で、さらに高額で売りつけられるリスクをしっかりと避けることです。
中学受験などには「コース設定」があること
小学生にオンライン家庭教師を選ぶときに、もし中学受験を目標にする場合は「コース設定」を見ることが大切です。
オンライン家庭教師というのは中学受験を得意とする会社、またはそうでない場合もあります。
中学受験に向いているオンライン家庭教師を見極めるためのポイントが「コース設定」で、いちばん選んで失敗しないのが「中学受験コース」が設定されている会社を選ぶこと。
つまり「ハイレベルに対応できるための根拠」があること。
もし中学受験コースが設定されていない場合でも、中学生向きの難関校対策、高校生向きの入試対策などが設定されている場合であればまず選んで失敗しません。
いちばん選ぶべきではないのが、小学生コースのみという場合。
小学生全般を一括りにして「学力関係なく指導を行う」という場合がほとんどで、中学受験対策を十分に実践できる根拠に乏しいため選ばない方がおすすめです。
オンライン家庭教師は訪問型と同じレベルで勉強できるので、中学受験対策は十分に可能です。
より中学受験に適した指導を受けさせようと思えば、この「コース設定」にぜひ注目してみてください。
意味不明項目のない適切な「料金体系」であること
オンライン家庭教師をくまなく探っていると、だんだんと鮮明に見えてくるのがこの「料金体系」です。とくに意味不明な費用を掲載している会社が本当に多いので十分に注意すべきです。
まずオンライン家庭教師の費用は、基本スタイルが「入会金」「受講料」です。
はじめに「受講料」の注意ポイントをお伝えしておくと、この受講料というのは「時間」も同時に考えなければいけません。
つまり同じ受講料であっても、1コマ当りの時間が違えばコスパも変わってくるということ。
オンライン家庭教師の中には「受講料○○円で安い!」などとキャッチコピーに書かれている場合もありますが、とくにそのような会社には要注意。
1コマ当りの受講時間もしっかりチェックしないと適正な受講料はわかりません。
また「入会金」「受講料」という基本費用2つ以外に、さらにほかの費用項目がある場合はとくに注意が必要です。
よく見かけるのが年会費、サポート料、登録料、維持費、事務手数料といったもの。
このような不明な費用項目というのは多くのオンライン家庭教師で見かけますが、くれぐれも「根拠のある費用」であることを確認することが超重要なポイントになります。
たとえば「保障のあるオンライン会議システム」を使用するための使用料など、こういった根拠がハッキリと確認できる場合は必要な費用と判断できます。
これとは逆に先ほど挙げた「登録料」などは、まったく意味不明な費用項目。
ときには「インターネット使用料」など完全に意味不明といえる費用を掲載している会社もあるので、もし意味がわからないと感じた場合は電話確認などを通じて納得いくまでチェックすることが大切です。
オンライン家庭教師では、この「費用」というのもトラブルが多いポイントになっています。
少しでも疑問に感じれば放っておかず、細心の注意をもって探って不明点を明らかにしておかなければいけません。
曖昧な表現の「キャッチコピー」がないこと
ここまでにもキャッチコピーについて少し解説しましたが、そもそも私たちを混乱させる、最悪の場合は騙すようなキャッチコピーには注意しないといけません。
オンライン家庭教師のキャッチコピーというのも本当にひどいもので、パッと見はかなりお得そうなことが書いてあっても、結果的にぜんぜんお得じゃないカラクリが仕掛けてある場合がとても多いです。
先ほどもお伝えしたように「授業料」がよい例。
授業料が安い!とキャッチコピーで謳われていても、受講時間が短く結果的に割高料金となってしまうなど。
もう1つ例を挙げると「入会金」なども混乱する表現があります。
たとえば入会金無料!とキャッチコピーで謳っておいて、割高な受講料および意味不明な費用によって結果的に割高となってしまうなど。
こんなのに騙されないためには、基本的に「キャッチコピーは信じない」というスタンスが超大事になります。
また混乱するようなキャッチコピーを1つでも見つければ、そのオンライン家庭教師は信頼がおけないと判断して選択肢から外すなど。
1ヵ所でもおかしなキャッチコピーを謳う会社は、全体に渡っておかしなことを考えています。
あとで後悔する家庭というのは、まずこのキャッチコピーに騙されているパターンが多い。
たかが謳い文句だと考えず、人を騙すような表現があるというのは「信頼のおける健全なオンライン家庭教師ではない」と見限ってしまいましょう。
この部分もオンライン家庭教師の選び方で、私が強くいいたい項目です。
オンライン家庭教師の選び方では、お伝えした「5項目」は最低でも守ってください。
しっかりと掘り下げて、徹底的に追求することが大切です。
✅ 私がピックアップした「間違いなくおすすめ」もぜひ参考までに。
まとめ
今回は「オンライン家庭教師の選び方」について、元塾講師および徹底調査をした知識から5つのポイントを解説してきました。問題と対策について少しでもお伝えできていれば嬉しいです。
オンライン家庭教師というのは自粛に適した家庭学習で、とても便利で高い学習効果が期待できるスタイルです。
とくに小学生の場合は将来もっと普及するであろう「オンライン授業に慣れる」という点においても、極めて効果的な勉強ができる手段といえます。
しかし便利ではあっても、その裏にはいろいろとデメリットも隠されています。
まんまとそのデメリット(地雷)を踏んでしまい後悔する家庭も実際にたくさんありますので、くれぐれも解説して5つのポイントは最低でも実践なさることをおすすめします。
私はつねに、小学生の子供を育てるあなたの見方です。